幡地隆寛が66で2週連続Vに王手 息抜きのダーツは大学時代にプロ級「今週は3回行ってます（笑い）」

幡地隆寛

　◇男子ゴルフツアー　ACN選手権第3日（2024年10月5日　兵庫県　三木GC　6993ヤード、パー71）

　前週Vの幡地隆寛（31＝ディライトワークス）が6バーディー、1ボギーの66をマークし、通算17アンダーの単独首位で最終日を迎える。

　1番のバーディー発進で流れに乗ると、3番では10メートルのバーディーパットを沈めた。8、9番でも連続バーディーを奪い、前半は3スコアを伸ばしてターン。後半13番ではチップインバーディーを決めるなど、66にまとめ「ティフトン（芝）でチップインできたって思うと、アメリカで戦えるアプローチなんだと自信にもなった。きょうは結構ナイスプレーだったんじゃないかな」と、うなずいた。

　ツアー転戦中の息抜きはダーツ。大学生の頃はプロ級の腕前で、当時のベストスコアは1100だ。大学卒業後はやめていたが、今夏から再び投げ始め「今週は3回行ってます（笑い）」と再びブームが到来している。前日も洗濯中に約1時間楽しんだが、連日の優勝争いで疲労が蓄積しており「全く集中できなくて、レーティングが下がってしまったという残念な1時間を過ごしてしまった」と悔しがる。レーティングとは、ダーツの実力を現す数値のこと。18段階にレベル分けされており、10以上はAランクと言われる中で幡地は13を超すAAランクに位置する。

　今季2勝を挙げているがともに逆転Vで、最終日を首位で迎えるのは今大会が初めて。最終日は東北福祉大のあすは1学年上の先輩、竹安俊也と同組になり「気力が持つかなと…そういう部分で心配なんですけど（笑い）。あしたは俊也さんと一緒なので和みながら回れるかな。あの人は面白いので」と笑顔を浮かべた。