広島 野村ラスト登板に快勝で花 若手躍動!プロ初登板の滝田、高が好投 仲田、内田はプロ初安打
スポニチアネックス / 2024年10月5日 21時0分
◇セ・リーグ 広島3―1ヤクルト(2024年10月5日 マツダ)
広島は今季最終戦でヤクルトに3―1で勝ち、2連勝でシーズンを締めた。今季限りで現役を引退する野村祐輔投手(35)は先発して1回1安打無失点。投打で若手が躍動し、35歳の現役最後の登板に花を添えた。
初登板からプロ野球記録となる210試合連続で先発していた野村は、211試合目の先発マウンドで1回21球を投げて無失点。先頭の長岡に中前打を打たれたが、続く並木は二ゴロ、丸山和はフォークで空振り三振。4番・村上には2球続けて139キロ直球で追い込むと、最後はフォークで空振り三振に仕留めた。
野村からバトンを受けたルーキー左腕・滝田はプロ初登板で4回2安打1失点、5三振を奪う堂々のピッチングを披露し、プロ初勝利。2回、先頭の山田に左翼フェンス直撃二塁打を打たれて無死一、二塁といきなりピンチを招くも落ち着いて後続を断った。2点リードをもらった直後の5回には並木に中前適時打を打たれて失点したが、なお一、二塁で3番・丸山を右飛、村上は二ゴロ斬り。最少失点でしのぎ、79球で役目を果たした。
6回からは23歳のルーキー左腕・高がプロ初登板。奥川、増田を連続三振に斬るなど6回を3者凡退とし、7回は得点圏に走者を出しながらも無失点で終えた。
打線は4回1死一塁、「4番・一塁」でプロ初出場した19歳の高卒ルーキー仲田がプロ初安打となる左前打を放って1死二、三塁とチャンスを広げ、田村の右前適時打で先制点。続く石原の中犠飛で追加点を挙げた。2―1の7回には1死三塁から二俣の中前適時打で再びリードを2点とし、そのまま逃げ切った。
3回には「7番・三塁」でプロ初出場した高卒2年目の20歳・内田がプロ初打席初安打となる左前打をマーク。歴史的失速でCS進出を逃したシーズンだったが、最終戦で期待の若手がそろって結果を出し、来季の巻き返しを予感させた。
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