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服部幸應さん死去 78歳、服部栄養専門学校で倒れ 「料理の鉄人」の解説などで知られる料理評論家

スポニチアネックス / 2024年10月6日 4時32分

04年、テレ朝「愛のエプロン」制作発表でポーズを決める(前列左から)TOKIO・山口達也&城島茂、志村けんさん、米倉涼子、菊川怜、(後列左から)鈴木紗理奈、武内絵美アナウンサー、服部幸應さん、大河内奈々子、小田茜

 フジテレビの人気番組「料理の鉄人」の解説などで知られる料理評論家の服部幸應(はっとり・ゆきお、本名染谷幸彦=そめや・ゆきひこ)さんが4日、死去した。78歳。東京都出身。4日に自身が理事長を務める東京・千駄ケ谷の服部栄養専門学校で倒れ、救急搬送先の病院で亡くなった。病死とみられる。

 服部さんは学校の校長室で倒れたという。消防には4日午後4時42分に119番通報があり、搬送先で同日中に息を引き取った。関係者は「最近は“過労で調子が悪い”と訴えていたと聞いています」と明かした。

 突然の訃報に悲しみが広がった。「料理の鉄人」で共演していた「和の鉄人」道場六三郎氏(93)は、本紙取材で訃報を知り「えっ…!この間会ったばかりなのに…」と驚きを隠せないでいた。10日ほど前にYouTube用の動画撮影を一緒に行っていた。「少し元気なさそうだったけど、病気とは思わなかった」と信じられない様子で、「落ち着いたら手を合わせに行きたい」と声を振り絞った。

 食育を通して子供の健全な育成、生活習慣病予防、地球環境保護などを提唱した。食に携わる人材の輩出にも貢献し、2015年には長年の「食」分野の功績を認められ、フランス大統領からレジオン・ドヌール勲章シュバリエを受章した。

 料理の面白さ、大切さを広めるために「TVチャンピオン」「SMAP×SMAP」などバラエティー番組にも積極的に出演。一時は週7本のレギュラー番組を持ち、合わせて“視聴率200%”と言われた。一方、2001年に調理師免許の不所持が報じられると「持ってなくてもいいんだもん。バレたとも思ってません」と豪快な一面も見せていた。

 芸能界との交流も深かった。嵐・二宮和也(41)の両親が服部栄養専門学校の講師をしていたことがあり、二宮を「お坊ちゃん」と呼ぶ関係性だった。ドラマ監修も多数手掛けた。携わったTBSドラマ「グランメゾン東京」(2019年放送)の映画「グランメゾン・パリ」が今年12月30日に公開されるが、それを見届けることなく旅立った。

 ≪黒のマオカラーがトレードマーク≫服部さんといえば黒いマオカラースーツ(立襟の背広服)がトレードマークだった。着用のきっかけは自己プロデュースの一環で、料理人の白いコック服と対照的にする狙いで黒色にした。ネクタイをしなくていいことに加えて、友人で服飾評論家の石津謙介さん(2005年死去)にも勧められたことからテレビ出演などの際には必ず着用するようになった。

 ≪キムタクら追悼≫俳優の木村拓哉(51)は自身のインスタグラムのストーリーズを更新し、「服部先生 心からご冥福をお祈り申し上げます」と追悼した。服部さんとは「SMAP×SMAP」時代から30年来の付き合い。服部さんは過去の番組で「料理が一番うまいと思ったタレントはキムタク」と話していた。また、TOKIOは城島茂(53)が司会を務めたテレビ朝日「愛のエプロン」で共演。「料理の楽しさ、食事の大切さを教えていただきました」としのんだ。

 服部 幸應(はっとり・ゆきお)本名染谷幸彦。1945年(昭20)12月16日生まれ、東京都出身。立教大卒。77年に服部栄養専門学校の校長となり、81年に母体である服部学園の理事長に就任。05年の食育基本法制定に尽力し、食育を推進した。著書に「食育のすすめ」など。20年、旭日小綬章。

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