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昨年度に京大12人現役合格の進学校、奈良が34年ぶり甲子園へ大前進

スポニチアネックス / 2024年10月6日 6時1分

<郡山・奈良>完投勝利を飾った奈良・神山

 ◇秋季高校野球奈良大会準決勝 奈良7―3郡山(2024年10月5日 さとやくスタジアム)

 秋季高校野球奈良大会は奈良が郡山との準決勝を7―3で制し、1990年以来34年ぶりの近畿大会出場を決めた。きょう6日の決勝で天理と対戦する。

 奈良が郡山との公立進学校対決を制して決勝進出し34年ぶりの近畿大会出場を決めた。

 エース右腕の神山詞(うた=2年)が被安打7で完投。今夏は3番手投手としてベンチ入りしながら、登板機会を与えられなかった悔しさをバネに成長した。「(最速)130キロも出ていない」という軟投派。「大崩れしないのが自分の強み」とうなずき、新基準の低反発バットを「野手が守ってくれるので、投手としてはうれしいですね」と味方にした。

 奈良県内では畝傍、郡山とともに公立御三家と称される進学校。23年度は京大12人、阪大17人の現役合格者を輩出している。春夏通じて甲子園出場は、前回の近畿大会出場の翌春にあたる1991年春のみ。OBでもある吉村貴至監督は「11月に創立100周年式典がありますし花を添えられたら」と34年ぶりの悲願に視線を向けた。 (石丸 泰士)

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