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ドジャース・大谷「第1打席を大事に」先頭弾から始まる世界一へ 米7年目で初のPS初戦

スポニチアネックス / 2024年10月6日 1時32分

練習を終え引き揚げる大谷(撮影・沢田 明徳)

 大リーグのポストシーズン(PS)は5日(日本時間6日)に地区シリーズ(5回戦制)が始まる。メジャー7年目で初のPSに臨むドジャースの大谷翔平投手(30)は4日(同5日)、本拠地の室内打撃ケージで最終調整した。今季54本塁打、130打点、59盗塁の1番打者が掲げた勝負の鍵は第1打席。悲願のワールドシリーズ(WS)制覇へ向けた「SHO―TIME」が、いよいよ幕を開ける。

 メジャー7年目で初のPSを翌日に控えても、いつも通り淡々と言葉をつないだ。PS用のドジャーブルーのTシャツに袖を通した大谷は「楽しみだなという(気持ちの)方が今は大きい。自分のプレーを全力でやりたい」と意気込んだ。

 今季最終戦から中5日で迎える同地区のパドレスとの大一番。試合のない期間はシミュレーテッド・ゲーム(実戦形式の打撃練習)で1日2打席ほど立ち、「感覚をしっかり忘れないよう」取り組んだ。米メディアから「緊張しているか」と問われると、「Nope.(いいえ)」と即答。通訳を通さないスラングに、記者会見場は笑いに包まれ「そのために小さい頃から練習してきた」と続けた。

 54本塁打、130打点で2冠に輝いた異次元のリードオフマン。「1週間ぐらい(今季最終戦から)空いているので、まずは第1打席をしっかりと大事にしたい」と力を込めた。今季の先頭打者弾はリーグ3位タイの6本。エンゼルス時代の21年4月4日ホワイトソックス戦では、初の投打同時出場で初回に本塁打を放つ離れ業を見せた。当時の相手投手は、初戦に先発してくるパ軍のシース。先制パンチが再現されれば、WS制覇へ向けた伝説の幕開けとなる。

 前回ドジャースが制した20年のWSは、トレーニング施設があるシアトルでテレビ観戦。18年の右肘、19年の左膝に続き、昨年は右肘を手術したため、病室でPSを観戦したこともあり「悔しい思いが強い」と振り返る。第2戦は古巣・日本ハムの先輩で、23年WBCでも同僚だったダルビッシュとのPS初対戦が実現。「テレビで見ていて憧れていた選手の一人。対戦した時に凄く楽しみに頑張りたい」と笑みを浮かべた。

 泰然自若で臨む初戦。「打てることもあれば、打てないこともある。次に引きずらないことが短期決戦では一番」。待ち焦がれた舞台を前にしても、大谷はたくましかった。(柳原 直之)

 ▽Nope 読み方はノウプまたはノープ。フォーマルな場で使う「いいえ」、「違う」より、親しい友人や家族間などカジュアルな場で使えるスラング。「はい」を意味する「Yes」のスラングは「Yep」(イエプ)。

 ≪大谷の1打席目~快音の記憶~≫★プレーボール弾 日本ハム時代の16年7月3日のソフトバンク戦に「1番・投手」で出場し、初回表に初球を叩き右中間へ先制10号ソロ。投手の先頭打者弾は史上初。

 ★メジャーデビュー エンゼルス時代の18年3月29日の開幕・アスレチックス戦で「8番・DH」でデビューし、2回の初打席で初球を右前打。

 ★カーショー撃ち エ軍時代の22年7月19日の球宴でア・リーグの「1番・DH」として初球打ちを宣言。相手先発のドジャース・カーショーの初球を中前打。直後にけん制死。

 ★WBCデビュー 23年3月9日のWBCの1次ラウンド初戦・中国戦に「3番・投手兼DH」で出場。初回の第1打席に四球で出塁するなど、打者として2安打2打点。投げては4回1安打無失点。

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