ヤクルト・田口 海外FA権行使せず残留 3年契約1年目、9月に取得も

ヤクルト・田口

　ヤクルト・田口麗斗投手（29）が今季取得した海外FA権を行使せずに残留を決断したことが5日、分かった。3年契約の1年目だが、昨オフの契約交渉で将来的なメジャー挑戦希望を伝えていた。球団とは海外FA権を行使する場合は改めて話し合いを持つことで合意していたが、来年もヤクルトで腕を振ることを決断した。

　海外FA権を取得した9月には「前半離脱してるんで、最後まで突っ走っていきたい。今はちゃんとシーズンを全うするしかない」と語っていた。プロ11年目の今季は開幕直後に出場選手登録を外れたが、41試合に登板し、1勝4敗7セーブ、防御率2・94。昨年は守護神としてリーグ2位の33セーブを挙げただけに、まずは来年国内でしっかりと成績を残すことを目指す。