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“縁の下の力持ち”G大阪MF倉田秋に宇佐美も感謝「おじさん2人で頑張りました」

スポニチアネックス / 2024年10月6日 2時20分

<G大阪・札幌>後半、勝ち越しゴールを決めたG大阪・宇佐美(左下)のもとへ駆け寄るチームメイト(撮影・岸 良祐) 

 ◇明治安田J1リーグ第33節 G大阪2―1札幌(2024年10月5日 パナスタ)

 G大阪の劇的勝利を陰で支えたのは背番号10だ。1点ビハインドの後半34分、最後の交代機会でポヤトス監督が送り出したのがMF倉田秋(35)だった。

 「行ったり来たりの展開になっていたので、バランスというか舵取り役になって欲しい、と言われた」

 積極的にクロスを上げる時もあれば、最終ラインまで下がって味方への足元へのパスで落ち着かせる時もあった。またカウンターを警戒したポジション取りで、相手の攻撃を遅らせる時もあった。前掛かりになる中で最少失点に抑えたことが後半アディショナルタイムの2発につながった面もあるだけに、宇佐美も「途中から秋くんも入ってきて、すごくエネルギッシュにやってくれた。おじさん2人で頑張りました」と感謝しきりだった。

 8月11日・柏戦を最後にスタメン機会はないが「すぐ勝てるチームはできないけど、雰囲気はすぐに変えられるから」と試合前のロッカールームでは宇佐美や中谷らとともにポジティブな声掛けをするようにしている。ピッチ内外でベテランの役目をこなし、だからこそ勝利の時に引き締めることも忘れない。

 「劇的な勝利は凄いけど、こんな展開に持っていったらアカン。最後のテンションを最初から出すべきだし、俺はもっとできるチームだと思っている」

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