千賀電撃復帰のメッツ 王者フィリーズに“嵐の5連打”大逆転勝ちで先勝!千賀は先頭弾浴びるも2回1失点
スポニチアネックス / 2024年10月6日 8時29分
◇ナ・リーグ地区シリーズ第1戦 メッツ6-2フィリーズ(2024年10月5日 フィラデルフィア)
大リーグは5日(日本時間6日)、プレーオフの地区シリーズが開幕。ナ・リーグのワイルドカードシリーズから勝ち上がったメッツは、東地区を制したフィリーズが対戦し、6-2で逆転勝ちを収めた。
この試合が復帰戦となったメッツの千賀滉大投手(31)は、メジャー2年目でポストシーズン初登板。相手は東地区優勝の強力フィリーズ打線で、初回、いきなりシュワバーにカウント1―1から95・9マイル(約154・3キロ)速球を右翼席に運ばれる先頭打者弾を浴びた。だが、その後は無失点で切り抜け、2回も3者凡退でしのぎ、31球で2回を1安打1失点。被弾は悔やまれるが、打者8人から3三振(1四球)を奪うなど、まずまずの内容で役割を果たした。
千賀の後を受けた投手陣も奮闘。2番手・ピーターソンが3回を1安打無失点に抑えるなど、7回まで0-1のまま試合が進んだ。すると8回に打線が奮起。無死一、二塁から、2番・ビエントスが同点となる左前適時打を放ち、続く3番・ニモの勝ち越し適時打に、4番・アロンソの犠飛も飛び出した。結局、この回、四球と2つ犠飛を挟み5連打で5点を挙げて、大逆転に成功した。
メッツは9回にも1点を追加。その裏に1点は失ったが、逃げ切り勝ちを収め、敵地での第1戦で王者フィリーズから白星を挙げた。ベンチで戦況を見守った千賀も手をたたいて、勝利を喜んだ。
昨季12勝を挙げた千賀は、今季は右肩痛で出遅れるなど7月26日ブレーブス戦の1試合の登板にとどまり、1勝、防御率は3・38。9月21日に傘下3Aシラキュースの一員として先発したものの、右上腕の張りを訴え、レギュラーシーズン中のメジャー復帰はかなわなかった。左ふくらはぎを痛めて負傷者リスト(IL)入りし、ワイルドカードシリーズは出場選手登録外だったものの調整を続け、今回の地区シリーズ開幕戦で電撃復帰した。
チームは1勝1敗で迎えた3日(同4日)のWCS第3戦でブルワーズとの接戦を制し、ワールドシリーズに進出した2015年以来9年ぶりに地区シリーズの出場権を獲得していた。
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