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大谷の同点弾直後に…山本由伸が3回にも2失点 ボガーツ勝ち越し打に悔しさあらわ 3回5失点で降板

スポニチアネックス / 2024年10月6日 10時49分

地区シリーズ第1戦・パドレス戦に先発したドジャース・山本由伸(AP)

 ◇ナ・リーグ地区シリーズ第1戦 ドジャースーパドレス(2024年10月5日 ロサンゼルス)

 大リーグは5日(日本時間6日)、プレーオフの地区シリーズが開幕。ナ・リーグ西地区王者のドジャースはワイルドカードシリーズから勝ち上がったパドレスと対戦。ドジャースの先発・山本由伸投手(26)は同点となった直後の3回に2点を失うなど、3回5安打5失点で降板した。

 大谷の3ランで3-3と試合を振り出しに戻した直後の3回、山本は先頭・タティスに左中間を破る二塁打を許した。プロファー、マチャドを打ち取り2死までこぎ着けたもののメリルを四球で歩かせると、思わず感情をむき出しに。投手コーチがマウンドへ駆け寄り、落ち着かせた。

 ただ、2死一、二塁からボガーツにカーブを狙われ左翼線へ二塁打を浴び、2者生還で勝ち越し点を与えてしまった。打たれた瞬間、山本はその場で叫んで悔しさをあらわに。大谷の同点弾で盛り上がった本拠ファンは一気に静まり返った。

 山本は初回、先頭・アラエスに左前打を許すと、続くタティスへの初球をスミスが捕逸。さらに自身の暴投もあり三塁まで進まれると、タティスも四球で歩かせ無死一、三塁とした。3番・プロファーをニゴロに打ち取ったが、その間に三塁走者・アラエスが生還。あっという間に先制点を許した。

 これだけにとどまらず1死二塁からマチャドにも甘く入ったスプリットを狙われ、2ランを被弾。本拠に集まったファンは初回から3点を失う試合展開に呆然となった。

 それでも2回はソラノ、ヒガシオカをいずれも三ゴロに打ち取ると、アラエスも見逃し三振に仕留め、3人でシャットアウト。カーブを増やすなどきっちり修正し、相手に傾きかけた試合の流れを食い止めた。

 ただ、3回にも失点を重ね、ポストシーズン初登板は悔しい結果となった。

 地区シリーズは当初、第2戦先発予定だったが、1日前倒してこの日の第1戦に変更。中5日で11日(同12日)の第5戦の登板を可能とする措置で、急転してポストシーズン(PS)の「開幕投手」を務めることになった。

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