橋下徹氏 首相所信表明演説での野次に苦言「国会議員、教育が何だと偉そうに言う前に考えなきゃ」

橋下徹氏

　元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏（55）が6日、フジテレビ系「日曜報道　THE　PRIME」（日曜前7・30）に生出演し、議会での国会議員たちの言動に苦言を呈した。

　石破茂首相は4日に行った所信表明演説で、「ルールを守る、日本を守る、国民を守る、地方を守る、若者、女性の機会を守る。5本の柱で二本の未来を作り、未来を守る」と誓った。地方創生交付金の倍増、最低賃金の底上げなどを掲げた。一方で衆院早期解散、裏金議員の公認、比例重複OKの方針など、総裁選での訴えと反する方針を次々に掲げていることから、野党議員からは「うそつき！」「約束を守れ！」などと大ボリュームの野次を浴びまくった。

　橋下氏はこうした議員らの言動に疑問を口にした。「国会の野次、何とかならないですか？」と首をかしげ、「あんなこと、子供たちに見せて、教育的にまずいですよ」と訴えた。

　テレビ放送もされていた国会で、お世辞にも子供に見せられないような醜態。橋下氏は「ちゃんと論戦する、議論する時は、聞く側の態度がありますので、国会議員、教育が何だと偉そうに言う前にね、野次のやり方、考えなきゃ」と憤りを口にしていた。