庵野秀明氏 7月に骨折で入院も…元気な姿 「宇宙戦艦ヤマト」新作劇場作品企画が進行中と明言

人気テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の放送開始50年を記念したイベントに登場した庵野秀明

　映画監督の庵野秀明氏（64）が6日、都内で人気テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の放送開始50年を記念した上映会に出演した。

　7月に左脚複雑骨折で入院していたことを公表。やや足をひきずりながらも、元気な姿を見せた。

　50年前のきょう、アニメの第1話が午後7時半から放送されたことにちなみ、イベント会場となった映画館では、同時刻に1話を上映。イベントの司会も務め、中学2年生で、ヤマトに出合った時の、熱い思いを明かした。

　「円谷一筋だったんですけど、初めて裏切った」というヤマト。熱心なファンを公言しているが「実は僕、1話見損ねていて、リアルタイムで見たのは、2話からだった」と告白。

　その2話では、ヒロインの森雪が口にした「とても立派でしたわ」という言い方に自立した大人の女性を感じ「しびれました」と少年のような笑顔を見せた。

　また2話などに携わったアニメーターの友永和秀氏（72）の「作画で沼にはまった。責任とってほしい！」と訴える場面もあった。

　イベントの終盤には庵野氏が代表取締役を務める「株式会社カラー」が宇宙戦艦ヤマトをベースとした新作アニメ映像を製作する権利を得たことを公表。

　2025年からのプロダクション開始を目標に、新作劇場作品の企画が進行中という。「残りの人生を費やすことになると思う」とヤマトへの愛をさく裂させた。