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鹿島 今季も無冠危機でポポヴィッチ監督を電撃解任…後任候補は鬼木氏&大岩氏ら

スポニチアネックス / 2024年10月7日 4時33分

鹿島のポポヴィッチ監督

 鹿島は6日、ランコ・ポポヴィッチ監督(57)を解任したと発表した。前日の新潟戦に4―0と快勝した直後の電撃人事となったが、クラブ側は「今シーズンのマネジメントとパフォーマンスを総合的に判断した結果」と説明。ミリッチ・コーチとの契約を解除し、22年から強化責任者を務めていた吉岡宗重フットボールダイレクター(46)が退任することも発表された。

 ポポヴィッチ監督は今季から就任。クラブ伝統の戦う姿勢を徹底させ、縦に速いスタイルで前半戦は首位争いを演じたが、主力の移籍や疲労が蓄積した夏場以降は失速。首位・広島と勝ち点12差の4位。16年以来のリーグ制覇は厳しい状況で、ルヴァン杯は3回戦、天皇杯は準々決勝で敗退した。シーズン途中での解任劇となったが、関係者によれば、求心力を失ったことも解任の大きな引き金で来季を見据えれば、一日も早く舵(かじ)を切る選択に至った。

 今季終了まではクラブOBの中後雅喜コーチ(42)が暫定的に指揮を執る見通し。来季からはOB路線を推し進める方針のようで後任にはパリ五輪代表監督として日本を8強に導き、鹿島の指揮官として18年にACL初制覇へ導いた大岩剛氏(52)、川崎Fの黄金期を築いた鬼木達監督(50)らが候補に挙がりそうだ。主要タイトル20冠を誇る超名門が再び岐路に立たされた。

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