ドジャース・由伸「凄く良くなかった」 3回5失点KOもロバーツ監督5戦目の先発示唆

＜ドジャース・パドレス＞3回、メリルを四球で歩かせ感情をむき出しにして悔しさをあらわにするドジャース・山本由伸（AP）

　◇ナ・リーグ地区シリーズ第1戦　ドジャース7－5パドレス（2024年10月5日　ロサンゼルス）

　大リーグのポストシーズン（PS）は5日（日本時間6日）、地区シリーズ（5回戦制）が各地で開幕。ドジャースの大谷翔平投手（30）は、パドレス戦で0―3の2回2死一、二塁から右越え同点3ランを放った。メジャー7年目で初出場のPS初戦で初本塁打。2安打3打点で逆転勝利での白星発進に貢献した。

　初戦を託された山本由伸は3回5失点で降板。初回、先頭の首位打者アラエスに左前に運ばれ、捕逸と暴投、四球で無死一、三塁から二ゴロで先制を許すと、4番マチャドに2ランを許した。

　3回も四球が絡み2失点。「投球の基本的なところができていなかった。凄く良くなかった」と表情は硬かった。制球力を欠いた要因を「厳しいところを狙いすぎてしまった」と分析。デーブ・ロバーツ監督は、5戦目までもつれた場合も先発起用する可能性を示し、山本は「冷静に考え直し（次回に）プラスにしたい」と前を向いた。