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ドジャース・大谷 後輩・由伸への“愛あるイジリ”

スポニチアネックス / 2024年10月7日 1時33分

ドジャースの山本(左)と大谷

 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月から大谷を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」、「ゴゴスマ」などに随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者の連載コラム「ヤナギタイムズ」。今回は大谷と山本との関係についてレポートした。

 大谷と山本の“距離感”は絶妙だ。試合後の大谷の会見。最後の質問者に指名された私は「山本投手にとっては悔しい登板になったが、次に向けてどんな言葉をかけたか」と問いかけた。

 「結構、落ち込んでいたので…“勝ってよかったな”と(声をかけた)。フフフ」とイタズラっぽく笑った。そして「(PSは)僕も初めてで、由伸も初めて。次は素晴らしいピッチングができるんじゃないかと思う」と言葉を続けた。“勝ってよかったな”は大谷らしい“愛のイジリ”だろう。メジャー7年目で初めて同じ球団に在籍する日本選手の後輩。だが、大谷は4歳下の山本に、手取り足取り経験を伝えることは決してなかった。

 キャンプ初日。山本の存在について「日本人だからとか関係なく全員がチームメート」と突き放したと思えば「ロッカーも隣なので、話す機会は多くなる。分からないことがあれば、僕の方が知っている部分はあると思うので、そこは一緒にやっていければ」と言った。

 後輩が成長するためには、どう接すればいいか。大谷には“自分自身の実体験こそ本当の価値”という信念がある。“弟分”を最低限ケアしつつ、2人で初めてのPSを戦っていくのだろう。

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