巨人・戸郷「うれしい」2度目最多奪三振 2冠の菅野は「感謝」 WエースがCSへ弾み

東京ドームでフィールディング練習を行う戸郷（撮影・西川　祐介）

　巨人のダブルエースが、日本一への弾みとなるタイトルを獲得した。菅野は15勝3敗で最多勝と最高勝率の2冠を手にし「後半しっかり勝ちたいゲームに勝てたし、胸を張っていい数字なのかなと思う」と笑顔。4年ぶり4度目の最多勝には「自分だけの力じゃ獲れない。いろいろな人に感謝したい」と話した。

　戸郷は156奪三振で2年ぶり2度目の最多奪三振に輝き「1つでも1番になれたことは凄いうれしい」とうなずいた。初の開幕投手を務めた右腕は「初戦が大事。後ろのピッチャーが楽になるようにやりたい」と16日のCSファイナル初戦の先発も託されている。菅野が第2戦に登板する見込みで、2人は9日のフェニックス・リーグのオリックス戦（サンマリン）に登板予定。菅野は「本当の戦いはここから」と見据えた。（小野寺　大）

　▼DeNA・オースティン（首位打者）本音を言えば優勝とセットで喜びたかった。自分の才能には自信を持っている。

　▼ヤクルト・長岡（最多安打）僕よりキャリアも技術も上の方々と競えたことは本当に光栄。今年だけでなく、これからもずっとそこに入っていけるような選手になりたい。

　▼阪神・桐敷（最優秀中継ぎ）1軍で完走するという目標を達成できてうれしい。悪いときにどう抑えるか意識して引き出しを増やしていけた。

　▼中日・松山（最優秀中継ぎ）起用してくれた投手コーチや監督に感謝している。凄い投手の桐敷さんと争えたのは凄くうれしい。