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ヤクルト 由規を投手部門コーチに招聘検討 独立L、台湾でもプレーした経験豊富34歳

スポニチアネックス / 2024年10月7日 5時3分

9月に行われたヤクルトー広島戦でレジェンドOBファーストピッチセレモニーを行った由規

 ヤクルトが投手部門の新コーチとして、球団OBでBCリーグ武蔵の由規投手兼コーチ(34)の招聘(しょうへい)を検討していることが6日、分かった。復帰すれば7年ぶりにスワローズのユニホームに袖を通すことになる。

 仙台育英(宮城)から07年高校生ドラフト1巡目でヤクルトに入団。10年に当時日本人投手最速の161キロを計測するなど速球派として絶大な人気を誇った。その後は右肩の故障に苦しみながら楽天や独立リーグ、台湾球界を渡り歩いた苦労人でもあり、豊富な経験を次の世代に伝える役割を期待されている。

 2年連続の5位に沈んだ最大の要因は投手陣の低迷で、チーム防御率は2年連続リーグワースト。高津監督が「やっぱり投手がしっかりしていないところがある。打ち勝つのではなく、守り勝たないといけない」と話すように投手陣の整備は急務で、フロントは投手部門のスタッフのテコ入れに着手した。伊藤1軍投手コーチに2軍を包括的にマネジメントする役割を担ってもらい、小野寺2軍投手コーチを1軍に配置転換する案が検討されている。

 打撃部門も強化する。巨人、近鉄などで通算131本塁打を放ち、日本海リーグの富山で監督を務める吉岡雄二氏(53)を招聘する方針。今季限りで現役を引退した山崎晃大朗外野手(31)も入閣する見込みで来季も指揮を執る高津監督をサポートする。

 ◇由規(本名・佐藤由規=さとう・よしのり)1989年(平元)12月5日生まれ、宮城県出身の34歳。仙台育英では2年夏から3季連続で甲子園に出場。07年高校生ドラフト1巡目でヤクルトに入団し、18年までプレー。19年に育成選手として楽天に移籍し7月に支配下選手に復帰も20年に戦力外通告を受けた。通算成績は91試合で32勝36敗、防御率3.66。その後、BCリーグの武蔵や台湾・楽天でプレーし、今季は武蔵で兼任コーチ。1メートル79、80キロ。右投げ左打ち。

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