オリ・中嶋監督 4年間で「いい思いも悔しい思いもつらい思いも、いるメンバーで共有できた。本当に感謝」

＜楽・オ＞ベンチの中嶋監督（撮影・篠原　岳夫）

　◇パ・リーグ　オリックス8―1楽天（2024年10月6日　楽天モバイル）

　オリックス・中嶋聡監督（55）が、今季限りでの退任を表明した。今季最終戦となった6日の楽天戦後、仙台市内のチーム宿舎で選手、コーチら全員を集めて伝えた。以下は取材に応じた中嶋監督との主な一問一答。

　――今季、なかなか貯金ができなかった。

　「そうですね。3連覇したチームとは思えないぐらい、優勝争いに全く絡めずに終わってしまった。本当につらかった」

　――2軍監督時代から多くの選手と接してきた。

　「今のメンバーたちはファームで見てきた選手ですし、その分もあるので、（慣れが）出るのかなと思いますしね。4年間ですけど（2軍も含めて）6年間というスパンで考えたら、そのぐらいでなるのかなと。ある監督の人たちも言っていましたけど、5年、ないし7年で代わるのが一番じゃないの、ということをよく聞いたことがある」

　――来季以降のオリックスについて。

　「楽しみな選手がいっぱいいますし、その選手たちの行く末を見てみたいですけど、いつかは終わりが来るということを考えた時に、もうここで（退く）と決めたんですから」

　――オリックスでの指導者の期間を振り返って。

　「本当にいい思いもさせてもらったし、悔しい思いもつらい思いもしましたけども、それをね、いるメンバーで共有できたというのが本当に感謝していますし、楽しかったですね」

　――少しゆっくり。

　「うん、ですね。とりあえず。はい。ゆっくりします。以上でございます。ありがとうございました」