オリ・宮城に無情の雨 6回1失点も規定投球回未到達で最優秀防御率逃す「絶対いけた自信しかなかった」

＜楽・オ＞試合後、あいさつのためグランドへ出る宮城（撮影・篠原岳夫）

　◇パ・リーグ　オリックス8―1楽天（2024年10月6日　楽天モバイル）

　オリックス・宮城に無情の結末が待っていた。6回まで79球で3安打1失点ながら、7回表1死から雨脚が強まり中断。39分後に降雨コールドが宣告され、若きエースは涙を流した。

　「仕方ない、で終わらせたくない気持ちはありますけど、こればかりはどうしようもできない。球数的に余裕がありましたし、絶対いけた自信しかなかった」

　4年連続の規定投球回到達には1回1/3及ばず。8回1/3を自責点1ならモイネロ（ソフトバンク）を上回って自身初タイトルの最優秀防御率を獲得できたが、かなわなかった。

　左大胸筋の筋損傷で1カ月半離脱しながらも9試合連続で7イニング以上を投げた。笑顔なき7勝目とともにシーズンを終え、「まずはケガしない体、規定（投球回）を投げ切ることを意識して一からやりたい」と締めた。