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神戸が6連勝で首位広島と1差を死守 先制ゴールの大迫「勝ったことに関してはラッキー」

スポニチアネックス / 2024年10月7日 6時3分

<京都・神戸>前半、先制ゴールを決めた神戸・大迫(右)(撮影・井垣 忠夫)

 ◇明治安田J1リーグ第33節 神戸3―2京都(2024年10月6日 サンガスタジアム)

 昨季王者の神戸は京都に3―2で競り勝ち、同一シーズンではクラブ新記録のリーグ6連勝で2位を守った。FW大迫勇也(34)が先制ゴールを挙げ、MFジェアン・パトリッキ(27)が決勝弾。直近の公式戦12試合負けなしと好調が続く。磐田を2―1で振り切った首位・広島との勝ち点差は1。残り5試合で逆転連覇を狙う。

 昨季王者の底力を示した。2点リードの楽勝ムードが一転。後半は防戦一方で、一時は同点に追いつかれた。だが、ここで終わらないのが今の神戸だ。後半38分、途中出場のパトリッキがセットプレーの流れから決勝点。前半17分にヘディングで先制点を挙げた大迫は「反省するところがたくさんある。2―0でああいうふうにされるのは良くない。ただ勝って修正できるのと、引き分けで修正するのでは違う。勝ったことに関してはラッキーだった」と喜んだ。

 最後は武藤が右サイドバックに入るスクランブル態勢となったが、同一シーズンではクラブ新記録の6連勝だ。大迫は「そんな記録があるんですか?神戸が(今まで)あまり勝ち続けてないからじゃないですか?」と笑いつつ「一試合、一試合。ワンプレー、ワンプレーの積み重ねが形になっている」と分析した。言葉通り、チームには昨季から続く一戦必勝の心構えが浸透。ACLEのタイ遠征を含め公式戦7連戦を6勝1分けで完走。「全員が連戦を考えすぎずに取り組めている」と目の前の戦いだけに集中できている。

 残り5試合で、首位・広島との勝ち点1差は変わらず。熾烈(しれつ)なタイトル争いは続くが、エースは「シーズンが終わってみてからじゃないですか」と意に介さない。直近の公式戦12試合負けなしの中、見据えるのは約2週間後に控える次節・FC東京戦(18日)だけ。勝利に飢える昨季王者に、死角は見当たらない。 (飯間 健)

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