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金谷 PO制し逆転の今季2勝目 賞金王も視野 ランキング2位浮上

スポニチアネックス / 2024年10月7日 4時41分

<ACN選手権 最終日>2番、パーパッドを決めた金谷拓実(撮影・中辻 颯太)

 ◇男子ゴルフツアー ACN選手権最終日(2024年10月6日 兵庫県・三木GC=6993ヤード、パー71)

 5打差の6位から出た金谷拓実(26=Yogibo)が8バーディー、ボギーなしの63をマークし、通算20アンダーで並んだH・W・リュー(43=韓国)とのプレーオフを制して逆転優勝を飾った。開幕戦に続く今季2勝目で、アマ試合を含めツアー通算7勝目。3日目まで首位を走っていた幡地隆寛(31=ディライトワークス)は75と苦しみ、2週連続優勝はならなかった。

 本来の強い金谷が戻ってきた。プレーオフ1ホール目でグリーン手前のバンカーから1メートルに寄せ、最後はバーディーパットを沈めて決着。13試合ぶりの優勝に「いいプレーをしても優勝に届かず、最近は凄く悔しい思いをしてたけど、また自信を取り戻せた」と笑顔を見せた。

 地道な努力は裏切らなかった。平均ストローク、パーキープ率、パーオン率はトップながら、グリーン上で自信を持って打てない時期があったという。「人より練習すれば絶対勝てる」という言葉を胸に、日々練習を積み重ねてきた。先週からパットの調子が上向いたという。

 既に来季米ツアー出場権を懸けた2次予選会へのエントリーを済ませ「チャンスがある限りはつかみにいきたい」と話す。この優勝で賞金ランクは2位に浮上。首位の平田憲聖に約1950万円差まで迫った。次戦は日本オープン選手権。「自分らしいプレーをやっていけたら」と静かに闘志を燃やした。

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