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9回劇的同点もサヨナラ負けのメッツ、本拠で仕切り直しへ 第1戦で先発復帰・千賀滉大の登板はあるか

スポニチアネックス / 2024年10月7日 9時45分

<フィリー・メッツ>9回、同点2ランを放ったメッツ・ビエントス(AP)

 ◇ナ・リーグ地区シリーズ第2戦 フィリーズ 7-6 メッツ(2024年10月6日 フィラデルフィア)

 ナ・リーグ地区シリーズ第2戦が6日(日本時間7日)に行われ、東地区王者の地元フィリーズがワイルドカードを勝ち上がったメッツに7-6と9回サヨナラ勝ちし、1勝1敗とした。第3戦は8日(同9日)にメッツの本拠ニューヨークで行われる。

 第2戦は大激戦になった。メッツがビエントス、アロンソの本塁打で3点を先制するも、フィリーズも6回にハーパー、カステラノスの連続本塁打で同点に。その後、一度は勝ち越されたフィリーズが8回裏に6-4と逆転したが、メッツも9回にビエントスが起死回生の同点2ランを打ち込み、同地区のライバル同士が激突するゲームは最後まで結末が読めない展開になった。最後は9回裏二死一、二塁。カステラノスがメッツの4番手メギルから左翼線へサヨナラ打を放ち、好ゲームに幕を引いた。

 守護神ディアスを7回からつぎ込むなど執念をみせたメッツだったが、敵地での2連勝ならず。メンドーサ監督は「(フィリーズは)いいチーム。すごい打者たちだ。今日は勝てなかった」と悔しさをかみ殺しながら振り返った。サヨナラ打を許したメギルも「望んでいた場所に投げられなかった」と悔恨を語った。

 ただ、敵地での1勝1敗は悪い結果ではない。メッツは8日の第3戦で9月22日(同23日)以来、久々に本拠地で戦うことになり、ディアスは「やっとホームに帰れる。ファンは大歓声で迎えてくれるはずだ」とシティフィールドでのゲームを心待ちにしていた。5日(同6日)のゲームで復帰先発を遂げた千賀滉大投手(31)はこの日、試合前のフィールドには姿を見せなかった。試合中には自軍の得点時にベンチで躍り上がって喜ぶ場面もあり、第3戦以降の登板機会がどうなるかが注目される。

(フィラデルフィア・杉浦 大介通信員)

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