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物投げ込みの暴挙はなぜ起きた?大リーグ公式サイト「ライバル関係がファンの参加で激化」と経緯を報道

スポニチアネックス / 2024年10月7日 15時57分

7回裏、パドレスの左翼手・プロファー(右)はスタンドから物が投げ入れられたと審判にクレーム(AP)

 ◇ナ・リーグ地区シリーズ第2戦 パドレス10-2ドジャース(2024年10月6日 ロサンゼルス)

 ドジャースとパドレスのナ・リーグ地区シリーズは6日(日本時間7日)、ドジャースタジアムで第2戦が行われ、パドレスが6本塁打で圧倒し大勝。対戦成績を1勝1敗に戻した。試合中には観客がグラウンドに物を投げ込み、試合が中断する異例の事態が起きた。

 7回裏、ドジャースの攻撃が始まる前に、スタンドからパドレスの左翼手・プロファーにボールが投げ込まれ、プロファーが激怒。審判にクレームを入れた。

 シルト監督も慌ててベンチから飛び出し、審判団や警備員と一緒にプロファーから事情を聞き、なだめたものの球場は異様な雰囲気となった。

 「物を投げ入れないで」といったアナウンスや「フィールドに物を投げ入れると退場」という掲示が行われたが、その後も物が投げ込まれ、試合が8分中断した。

 この事態について、大リーグ公式サイト「MLB.com」が経緯を報じた。

 事の始まりは初回だった。プロファーがドジャース・ベッツの大飛球を左翼フェンスに身を乗り出してスーパーキャッチ。本塁打性の打球だっただけにプロファーが周囲の観客をからかうようなポーズを見せ、ドジャースファンの反感を買った。

 その後、6回にドジャース先発・フラーティが初回に先制ソロを浴びていたパドレス・タティスに死球を与えたことで事態が悪化。ド軍捕手・スミスと次打者・プロファーが口論に発展。さらに次の打者・マチャドがフラーティに三振に打ち取られベンチに下がったが、ここでフラーティも降板。するとマチャド、フラーティの2人もこの回が終わるまで言い争いを続けた。

 試合後、フラーティはタティスへの死球について「6回の先頭打者に与える理由がない。相手は避けようとしなかった」と故意ではないと否定した。そして、その後にマチャドがドジャースベンチにボールを投げ込んだと非難した。

 この行為についてマチャドは「私はいつもダグアウトにボールを投げている。両方のダグアウトだ。バットボーイがいるから、そこにボールを投げ返すんだ」とボールを投げたことは認めたものの悪意を持ってでなく、いつも行っているとした。

 そして、フラーティの死球を「うちの一番良い打者(タティス)に当てようとした。うちは打席に出た大谷に当てない。アウトにしようとする」とわざとではないかと疑問を呈した。

 こういった言い争いが選手間同士で起こり、今季最多5万4119人が詰めかけたドジャースタジアムのファンもフラストレーションをためる中、7回裏に観客からプロファーにボールが投げ込まれるという暴挙が発生した。プロファーは「悲しかった。誰かを傷つけてはならない。サンディエゴのファンには同じようなことをしてほしくない。それを願っている。(物投げ込みは)やり方が違う」と語った。

 第3戦はパドレスの本拠ペトコ・パークで行われる。熱い戦いは見たいが、これ以上の遺恨が残らないことを願うばかりだ。

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