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阪神・才木が仮想DeNA斬りで上々予行演習 森下を牧、大山を宮崎、佐藤輝を佐野と想定

スポニチアネックス / 2024年10月8日 5時17分

シート打撃に登板した阪神・才木(撮影・大森 寛明)

 阪神・才木が7日のシート打撃登板でDeNA斬りの予行演習を済ませた。先陣を任された12日のCSファーストS初戦へ実戦形式の調整。打者10人に対して被安打3で上々の仕上がりを見せた。

 「打者を相手にして、感触的にはいつも通りできた。そこは良かったかなと」

 レギュラーシーズン最終登板だった9月29日のDeNA戦は9安打を浴びるなど精彩を欠いた6回5失点。普段は頼もしい味方打線が格好の仮想敵だった。近本(梶原)は二ゴロ、森下(牧)は中飛、大山(宮崎)は詰まらせた左前打、佐藤輝(佐野)は一ゴロ。直球を中心にフォークなど変化球を交えながら、丁寧に投げ込んだ。

 「投げる感覚をしっかり確認できた。シーズン終わって疲れているわけでもないし、いい感じに来ていると思う」

 CSまで間隔が空く期間で休養を入れて回復をはかり、投球フォーム、体の使い方、ボールの質を見直した。「試合までうまく時間を使いながらやりたい」。セ・リーグ3位の167回2/3を投げてレギュラーシーズンを完走し、自己最多を更新したリーグ2位タイの13勝や同3位の防御率1・83。初めて知る疲労感から抜け、上向きを感じ取る。

 「もう少しこうかな…という部分はまだあるけど、今日は体もボールも全然、悪くなかったと思う」

 心身ともにリフレッシュして迎える決戦の舞台。レギュラーシーズンでは11戦6勝の無敗で終えた甲子園マウンドに不安はない。 (松本 航亮)

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