巨人 CSへ外野枠3番勝負 残り1枠つかめ！若手サバイバル 阿部監督「全員にチャンスがある」

＜巨・神＞8回、阿部監督（右奥）が見つめる中、右翼線二塁打を放った佐々木（撮影・岸　良祐）

　◇フェニックス・リーグ　巨人1－1阪神（2024年10月7日　生目第2）

　巨人・阿部監督が、7日に開幕したみやざきフェニックス・リーグを視察。16日から始まるCSファイナルSへ、若手選手のアピールを求めた。

　「全員にチャンスがあるからね。しっかりここでアピールして、やってほしいな」

　現状では外野手は丸、長野、浅野、オコエ、モンテスのメンバー入りが濃厚。残り1枠を若手中心に争うことになる。この日の阪神戦（生目第2）では、「1番・中堅」で出場したルーキー・佐々木は3回に先制点につながる投前犠打を決め、8回には右中間二塁打。「自分が使われるなら守備とか走塁の方だと思うので、アピールできたら。（犠打は）サイン通りにできたのは自分の自信にもなりますし、今後につながる」と鼻息を荒くした。7番・一塁で出場した秋広も2安打をマークした。激しい競争は相乗効果も生む。浅野は3回1死三塁で、追い込まれながらもしぶとく二ゴロを放って先制点を叩き出し「最低限の仕事ができたんじゃないかなと思う。なかなかCSは経験できないので、持っている力を出せるように頑張りたい」と話した。

　阿部監督の視察はこの日を含めて3日間の予定。選手にとっては生き残りを懸けた3番勝負となる。（川島　毅洋）