【国スポ相撲・少年の部】鹿児島県の福崎真逢輝が初の全国制覇!団体戦は鳥取県が2年ぶり7度目V
スポニチアネックス / 2024年10月8日 9時2分
国民スポーツ大会(旧国民体育大会)相撲競技が7日、佐賀県玄海町の玄海町社会体育館で行われた。競技2日目のこの日は、少年(高校生)の部団体・個人決勝トーナメントと成年の部団体予選が行われた。
少年(高校生)の部団体戦は、鳥取県が2年ぶり7度目の優勝を果たした。鳥取県は、今年の全国高校総体準優勝の鳥取城北高メンバー5人による構成。全国高校総体優勝の和歌山商業2人と県大会で和歌山商業を下した箕島3人の混成チームで優勝候補筆頭と目された和歌山県を、決勝で破った。鳥取県は先鋒・西村和真(2年)が重量級世界一の麻田遥人(箕島2年)を、二陣・加藤哀翔(3年)が高校横綱の西出大毅(和歌山商業3年)をそれぞれ破ってチームに流れを呼び込んだ。
和歌山県は2年連続の準優勝。昨年優勝の愛媛県は予選1、2回戦をともに5―0で勝利したものの、3回戦で鳥取県に0―5で敗れて2勝10点で惜しくも予選敗退となった。
団体予選を3戦全勝した58人による個人戦トーナメントは、鹿児島県の福崎真逢輝(ふくざき・まある=樟南3年)が頂点に立った。全国タイトルを持つ有力選手が次々に敗れる波乱の展開。2年連続高校横綱の西出大毅(和歌山商業3年)は準々決勝で瀧田朔乃介(東京都・足立新田2年)に中に入られて寄り切りで敗れた。今年2冠の西村和真(鳥取城北2年)は2回戦で児玉颯飛(東京都・目黒日大2年)に寄り倒しで、重量級世界一の麻田遥人(箕島2年)は準々決勝で尾川蓮太(熊本県・熊本農業1年)にはたき込みでそれぞれ敗れた。
福崎は身長1メートル70、体重135キロの重心の低い押し相撲で勝ち進み、決勝で瀧田朔乃介と対戦。相手得意の前ミツを与えず先に攻めて左差しから後ろを向かせて送り出した。昨年の全国高校金沢大会準優勝、今年の全国高校総体3位の実績を持つ福崎は、自身初の全国制覇達成。鹿児島県勢の優勝は、1979年の木崎孝之助(現・日大相撲部監督)以来45年ぶりとなった。
全国高校選抜十和田大会8強がこれまでの最高実績だった瀧田朔乃介は、初めての入賞で準優勝。身長1メートル82、体重107キロの筋骨隆々の体でまわしを引いての力強い攻めが光った。昨年の全国都道府県中学生大会優勝の尾川蓮太は、1年生ながら堂々の3位入賞。大相撲の甲山親方(元幕内・大碇)の次男で新十両・若碇(19=伊勢ノ海部屋)の弟の斎藤忠剛(埼玉県・埼玉栄3年)は、昨年に続いてベスト4入りを果たすも4位に終わった。準決勝まで勝ち上がった4人には三段目最下位格付け出し資格が与えられるため、3年生の福崎と斎藤は今後の進路が注目される。
▽少年の部 団体戦 準々決勝
和歌山県 5―0 熊本県
千葉県 3―2 福岡県
東京都 3―2 鹿児島県
鳥取県 5―0 埼玉県
▽準決勝
和歌山県 5―0 千葉県
鳥取県 3―2 東京都
▽3位決定戦
千葉県 3―2 東京都
▽決勝
鳥取県 4―1 和歌山県
○西村和真 寄り切り 麻田遥人
○加藤哀翔 引き落とし 西出大毅
○小林梅太 突き落とし 臼田哲朗
○三橋条ノ真 下手投げ 杉本智斗勢
井上泰我 押し出し 山本十蔵○
▽個人戦 準々決勝
瀧田朔乃介(東京都・足立新田2年) 寄り切り 西出大毅(和歌山県・和歌山商業3年)
斎藤忠剛(埼玉県・埼玉栄3年) 押し出し トゥルボルド(新潟県・海洋3年)
福崎真逢輝(鹿児島県・樟南3年) 押し倒し 山本十蔵(和歌山県・和歌山商業3年)
尾川蓮太(熊本県・熊本農業1年) はたき込み 麻田遥人(和歌山県・箕島2年)
▽準決勝
瀧田朔乃介 寄り倒し 斎藤忠剛
福崎真逢輝 上手出し投げ 尾川蓮太
▽3位決定戦
尾川蓮太 寄り切り 斎藤忠剛
▽決勝
福崎真逢輝 押し出し 瀧田朔乃介
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