"大谷攻略法"は必ず聞く…パドレス第3戦先発のキングは好投ダルビッシュに学ぶ

会見する第3戦先発のパドレス・キング（撮影・柳原　直之）

　1勝1敗となったナ・リーグ地区シリーズ（5回戦制）のドジャース―パドレス第3戦は8日（日本時間9日）、舞台をカリフォルニア州サンディエゴに移して行われる。7日（同8日）はパドレスの本拠ペトコ・パークで会見と練習が行われた。

　パドレスは第2戦で先発したダルビッシュ有投手（38）が、大谷翔平投手（30）を3打数ノーヒットに抑えるなど7回1失点と好投。会見した第3戦先発予定のマイケル・キング投手（29）は、ダルビッシュから学んだことについて問われると「あれこそが、ダルビッシュが輝かしいキャリアを築いてきた理由だ。ビッグゲームや注目される状況での彼の態度を常に尊敬している。自分もできるだけストイックになろうとするけど、時々感情が湧いてきてしまう」とコメント。「だけど、ダルビッシュには影響がないようだ。負けたら2連敗で、非常に苦しくなる試合でさえもだ。彼が見せた落ち着きと試合の支配度を考えても、彼の仕事ぶりにはいつも感銘を受ける」と心境を明かした。

　キングは今季、大谷には1本塁打を含む4安打、打率.444と打たれている。ダルビッシュらが第2戦では大谷を4打数ノーヒットに封じたことを指摘されると、「全てダルビッシュのおかげ。明らかに彼（大谷）がチームを乗せている。彼をコントロールできれば、彼の前に走者を出さなければ、大きいと思う」と分析。「彼は驚異的なことをやってのけた。彼は大谷翔平。素晴らしい投球をしても、とらえる力があることは分かっている」と大谷を評価した上で、「ダルビッシュがどんな分析をして、どんなアプローチをしたのか、必ず聞くつもりだ」と"大谷攻略法"をたずねる方針を明かした。