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イニエスタが現役引退を表明 涙の会見で「この道のりを誇りに思う」「神戸と日本は大歓迎してくれた」

スポニチアネックス / 2024年10月8日 19時50分

イニエスタ

 サッカーの元スペイン代表でスペイン1部の名門バルセロナやJ1神戸で活躍したMFアンドレス・イニエスタ(40)が8日、バルセロナで会見して現役引退を表明した。

 地元メディアによれば、家族やバルセロナの黄金時代をともに支えたシャビ前監督らに見守られる中で「この日がやって来るとは思わなかった」と話し、感情を高ぶらせて言葉に詰まる場面もあったが「これは感情とプライドから生まれた涙で悲しみではない」と説明。「サッカー選手になるという夢をかなえた子供の涙だ。多くの犠牲と努力とともに私は達成し、絶対に諦めなかった。この道のりを誇りに思う。サッカー選手になるという夢を達成し、とても幸せだ」と心境を語った。

 バルセロナの育成組織から昇格し、卓越した技術とセンスでメッシらと黄金時代を支えた。スペイン代表でもバルセロナの同僚シャビらと活躍。10年W杯南アフリカ大会では延長に突入したオランダとの決勝で初優勝を勝ち取る得点を決めた。

 18年には神戸に加入してチームのレベルアップに貢献。19年度の天皇杯で主将としてクラブに初タイトルをもたらした。会見では日本での思い出に触れ「素晴らしい経験だった。2つのタイトルをもたらしてクラブを成長させることができた。神戸と日本は大歓迎してくれた」と語った。

 今後に関しては指導者のライセンスを取得するために講習を受けていることを明かした。「サッカーからそれほど遠く離れることはできない。それは私の人生であり、これからも続く。また素晴らしい仕事ができれば。今度はボールの後ろではなく、別の場所で」と発言。指導者としての将来に意欲を示した。

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