日本ハム・伊藤大海 リーグ単独トップ15勝ならず 7回2失点も援護なし 14勝で最多勝＆最高勝率確定

＜楽・日＞力投する日本ハム先発の伊藤（撮影・篠原岳夫）

　◇パ・リーグ　日本ハムー楽天（2024年10月8日　楽天モバイル）

　日本ハムの伊藤大海投手（27）が、今季最終戦に先発登板。7回2失点で援護がないまま降板し、リーグ単独トップの15勝目はならなかった。

　試合中止となった前日からのスライド登板。現在3試合連続で完投し、自身5連勝中と勢いに乗っている伊藤が、この日も懸命に腕を振った。

　切れのある直球と変化球で3回までパーフェクトに抑える絶好の立ち上がり。しかし4回に先頭の中島に初安打を打たれると、小郷に左越え適時二塁打を浴びて先制を許す。さらに続く辰己にも中前に運ばれ3連打で無死一、三塁。浅村の犠飛で2点目を失った。

　5回はきっちり修正し再び3者凡退に斬ると、6回も無失点。7回には2死から満塁のピンチを背負ったが、中島を空振り三振に斬り無失点で切り抜けた。7回113球を投げ6安打2失点と好投したが、援護に恵まれないままマウンドを降りた。

　既にプロ4年目で自身初のタイトルとなる最多勝と最高勝率のダブル獲得が確定していたが、リーグ単独トップの15勝目はならず。ソフトバンク・有原と並び14勝での最多勝となった。