1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

広島から2年連続で戦力外通告の岡田「野球を続けていければ…」現役続行を希望

スポニチアネックス / 2024年10月9日 5時7分

戦力外通告を受けて取材に応じる広島・岡田(撮影・河合 洋介)

 広島は8日、岡田明丈(30)、戸根千明(31)の両投手と曽根海成内野手(29)、育成の藤井黎来(25)、坂田怜(25)、新家颯(21)の3投手に来季契約を結ばないと通達した。15年ドラフト1位で広島に入団した岡田は、今年7月の支配下再契約を経て2年連続の戦力外通告。新天地で輝きを取り戻そうと現役続行を希望した。

 右肘手術からの復活の道半ばで、2年連続の戦力外通告を受けた。岡田は、入団8年目の昨季終了後に育成契約に切り替わり、今年7月に支配下復帰を勝ち取っていた。しかし、1軍登板を果たせないまま非情な宣告を告げられ、「昨年よりすがすがしい」と受け入れた。

 「1軍に上がれるか、上がれないかぐらいまではいけた。ケガなど苦しい時期もありましたけど、今年は故障もなく、いい状態で試合に入れた。1年間投げ切れたことは、凄く自信になりました」

 150キロを超える剛速球で魅了してきた。15年ドラフト1位で入団し、2年目の17年には自己最多12勝を挙げてリーグ連覇に貢献した。しかし、右肘の痛みが自慢の速球に影を落とした。4年目の19年に初めて未勝利に終わり、2年連続1軍未登板に終わった21年オフには「右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)」を受けた。

 「試合で投げられないと自分の状態が分からない。投げてみるとあまりよくなかったり、そこが難しかった」

 手術前に散見された制球難に克服の兆しが見えたところだった。今季はウエスタン・リーグで救援として開幕から17試合で自責点0とし、今年7月に背番号93での支配下復帰につなげた。しかし、抑えの栗林を中心とし、島内、森浦、ハーンらが控える充実した1軍救援陣の仲間入りするまでには至らず、19年以来5年ぶりの1軍登板はかなえられなかった。

 剛球復活への道が完全に途絶えたわけではない。11月14日に実施される12球団合同トライアウトへの参加は未定ながら、「野球を続けていければ…と思います」と現役続行を希望した。「たくさんの人に応援していただき、充実した9年間でした」。入団1年目から始まったリーグ3連覇。黄金期に色を添えた選手がまた一人、広島を去ることになった。 (河合 洋介)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください