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日本ハム・伊藤 15勝目逃すも最多勝&最高勝率の2冠!「CSに向けていい経験ができた」

スポニチアネックス / 2024年10月9日 6時2分

<楽・日>7回、満塁のピンチで中島を三振に打ち取った伊藤(撮影・篠原岳夫)

 ◇パ・リーグ 日本ハム0―2楽天(2024年10月8日 楽天モバイル)

 日本ハム・伊藤大海投手(27)が8日、今季最終戦の楽天戦で先発し、7回6安打2失点と好投。打線の援護に恵まれず、リーグ単独トップの15勝目はならなかったが、ソフトバンク・有原航平投手(32)と並ぶ14勝、勝率・737で自身初のタイトルとなる最多勝&最高勝率の投手2冠が確定した。勲章を手にした自信を胸に、クライマックスシリーズ(CS)の突破と日本一を目指すチームのために腕を振る。

 開幕投手の伊藤で始まったシーズン。最後の試合も先発を任され、7回6安打2失点と責任を果たした。単独での最多勝はならなかったが、それでも手にしたタイトルはエースとして1年間腕を振り続けた証拠だ。

 「僕自身は納得できる数字でフィニッシュしたわけではない。本当にチームに感謝して受け取りたいタイトルかなと思います」

 前日の雨天中止を経てのスライド登板。この日も試合前から雨が降りしきる悪条件だったが、初回から3回までは完全投球の立ち上がり。4回に3連打から2失点したが、5回以降は立ち直って7回で113球を投げ6安打2失点。新庄監督は「良い投球をしましたよ。ボールも良かったし。足場が悪い中であれだけの投球してくれたらもう十分」と称えたが、伊藤は「消化試合のつもりでは一切なかった。勝ち切れなかったのは素直に悔しい。CSに向けていい経験ができた」と今後の糧にするつもりだ。

 意識の変化が結果につながった。昨年9月に新庄監督から開幕投手に指名され、自主トレは温暖地には行かず、本拠地・エスコンフィールドで行った。今春キャンプでも練習には誰よりも先に球場入りし、ミーティングでは一番前の席を陣取った。開幕投手の責任を感じ、背中でチームを引っ張る覚悟だった。エスコンでの試合前は、全体練習の前に周回できる地下道を心拍数を測りながらウオーキングすることをルーティンにし、準備は怠らなかった。

 2年連続最下位から2位躍進を支えたエース右腕。見据えるのは日本一だ。中3日での登板が強いられる12日のロッテとのファーストステージ第1戦ではなく、連勝した場合の16日のソフトバンクとのファイナルステージでの先発の可能性が高い。「シーズン同様、投げた試合は勝つ気持ちを持つ。CSはCSの戦い方があると思う。勝ち頭とかも関係なく、しっかり戦っていきたい」。文字通りのエースとなった男が、頂点までチームを引き上げる。(田中 健人)

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