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ドジャース・大谷、地区S第3戦は超厳戒 パドレス本拠は“LAのド軍ファン締め出し”完全アウェーに

スポニチアネックス / 2024年10月9日 1時30分

ペトコ・パーク全景

 大リーグの地区シリーズ(5回戦制)で1勝1敗のタイとなったドジャースとパドレスは7日(日本時間8日)、パ軍の本拠ペトコ・パークで全体練習を行った。6日の第2戦で観客席からゴミなどが投げ込まれ試合が中断した異常事態を受け、8日(同9日午前10時8分開始)の第3戦は警備員の増員など厳戒態勢で開催されることが判明。ド軍の大谷翔平投手(30)は完全アウェーとなる鬼門で大一番に挑む。

  大荒れだった第2戦から一夜明けても、両軍の興奮は収まらなかった。1勝1敗で、勝った方が地区シリーズ突破に王手をかける大一番の第3戦前日。全体練習前に会見に臨んだドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「明日は感情があふれるだろう」と語り「雑音をかき消し、戦う燃料としたい」と息巻いた。

 遺恨が残った。第2戦6回表の死球を端に、先発右腕フラーティとマチャドの言い争いに発展した。その後、三塁手のマチャドは6回裏のボール回し後に三塁からド軍ベンチ側にボールを投げ入れ挑発。ネットがなければぶつかる可能性があったロバーツ監督は「その時は気付かなかったが、映像で確認した。非常に無礼な行為」と激しく非難した。

 第2戦の7回にはパ軍左翼手プロファーとド軍ファンが言い争い、グラウンドにゴミなどが投げ入れられた。約10分も試合が中断した事態を受け、パ軍のクレイグ・ヒューナー広報部長は「警備員、サンディエゴ市警の警察官を増員する」と厳戒態勢を敷くと説明。「前夜のようなこと(グラウンドへのゴミなどの投げ入れ)をした観客は即退場となる」と厳しい口調だった。

 そもそも、ド軍ファンは限りなく少数になる可能性が高い。既にチケットは完売しているが、関係者によれば、その多くがシーズンチケット保有者。公式サイトで転売する場合、購入者は郵便番号を登録する必要があり、サンディエゴ周辺の地域に限定された。

 近年は米プロスポーツ界全体で広まっているチケット戦略で、約200キロ、車で2時間ほどの距離のロサンゼルス周辺のファンは購入できない。通常、約4割はド軍ファンで埋まるが、今回は大谷をはじめド軍ナインは大ブーイングを浴びながら完全アウェーの試合となる。

 その大谷は練習でグラウンドに姿を見せず、室内で調整した。ペトコ・パークでは通算12試合で、30打数4安打の打率.133、1本塁打と相性は良くない。

 チームも1勝4敗で負け越した鬼門だ。5日の初戦ではポストシーズン初アーチの3ランを含む2安打で勝利に貢献したが、第2戦は無安打で、チームも大敗した。ベッツは不振で、フリーマンは右足首痛と不安要素が多く、勝つには大谷の力が必要。指揮官は「集中力を保ち続けられるかは自分たち次第」と奮起を願った。

 ▽22年の地区シリーズでのドジャースVSパドレス 地区優勝していたド軍は本拠地での第1戦に5―3で先勝。だが、第2戦は5回3失点のパ軍先発ダルビッシュが勝利投手となり、3―5で敗れた。

 移動日を挟んで敵地に移った第3戦は、異様な雰囲気のペトコ・パークで1―2で惜敗。続く第4戦も3―5で敗れ、3連敗でド軍の敗退が決まった。シリーズ通じて1番ベッツの14打数2安打という不振が響いた。

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