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メッツ 大熱狂本拠で9年ぶりリーグ優勝決定Sへ王手 アロンソ先制弾&マナイア7回0/3を1失点

スポニチアネックス / 2024年10月9日 9時7分

先制本塁打を放ち、ウィンカーと喜びを分かち合うアロンソ(右)(AP)

 ◇ナ・リーグ地区シリーズ第3戦 メッツ7ー2フィリーズ(2024年10月8日 ニューヨーク)

 メッツが投打のかみ合う戦いでフィリーズを下し、2015年以来、9年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

 1勝1敗で戻ってきた、熱狂的ファンで埋め尽くされた本拠。最高の舞台で、投打の柱が確実に仕事を果たした。2回無死、主砲・アロンソがフィリーズ先発・ノラの直球を叩き、右翼席へと美しい放物線を描いた。観客は総立ち。熱狂を呼び起こす先制弾で試合の流れを一気に引き寄せた。

 1―0の4回2死からはウィンカーが右翼席に特大のソロ本塁打を放ち、貴重な得点を加点。打線の援護に応えたのが今季、3年ぶりの2桁勝利となる12勝を挙げた先発・マナイアだった。

 左横手からテンポよく投げ込み、フィリーズ打線を手玉に取った。2―0の6回には先頭からの連続四球で無死一、二塁のピンチを背負ったが、ハーパーを3球三振。続くカステラノスを二直併殺に仕留め、夜空に向かって吠え上げた。

 打線は6回2死満塁、マルテの中前2点打でリードを広げ、7回にも2点を加えるなど、効果的に得点を積み重ねた。マナイアは盤石の投球で7回0/3を1失点と確実に試合をつくり、リリーフ陣も相手の終盤の猛追をしのぎ切った。

 ワイルドカード3番目の枠からプレーオフに進出。ワイルドカードシリーズで中地区優勝のブルワーズを下し、地区優勝シリーズでは東地区優勝のフィリーズに勝利を収めるまであと1勝に迫った。下克上を果たしての38年ぶりワールドチャンピオンへ、ムードは最高潮だ。

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