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ドラフト候補の国学院大・坂口翔颯が今季初登板 23球で2回を完全

スポニチアネックス / 2024年10月9日 16時35分

<国学院大・中大>2番手で登板する国学院大・坂口(撮影・松永 柊斗)

 ◇東都大学野球 第4週第2日 中大2―0国学院大(2024年10月9日 神宮)

 この日を誰もが待っていた。国学院大は打線が振るわず中大に先勝を許したが、今秋、初めてベンチ入りしたドラフト候補の最速153キロ右腕・坂口翔颯投手(4年=報徳学園)が2番手として6回から登板。2回を完全救援し「最初は緊張したが、もう不安はありません」と笑った。

 慣れ親しんだ神宮のマウンドを目いっぱい楽しんだ。右肘のケガの影響で5月22日の亜大戦を最後にリーグ戦の登板はなかった。140日ぶりに立った神宮では145キロをマークした直球に加えて、スライダーやカットボールなどの変化球も自在に操りエースとしての貫禄を示した。チームに勇気を与える23球にもなり「今投げられる球を駆使すれば抑えられることも分かった」と手応えを語った。

 すでにプロ志望届は提出済み。リーグ戦も終盤にさしかかり、アピールの場は少なくなっていくが「どんな場面でも抑える自信はある」。チームの勝利のため、そして夢のため、逆襲の秋がようやく始まった。

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