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市川團十郎「團十郎家の信念をもう一度考え直し挑みたい」 長男・新之助と10日大阪松竹座公演初日

スポニチアネックス / 2024年10月9日 18時25分

大阪松竹座での襲名披露興行初日を前に成田山からの御本尊出開帳開白法要に出席した市川團十郎(右)と市川新之助                                

 歌舞伎俳優の市川團十郎白猿(46)、新之助(11)親子が9日、大阪松竹座で10日に開幕する「十月大歌舞伎」(26日まで)への意気込みを語った。

 「成田屋」ゆかりの大阪成田山から同劇場に御本尊がまつられ、2人は出開帳開白法要にも出席。團十郎は「成田山のお不動さまが、こうやって劇場に出てきてくださる。大変ありがたい。市川團十郎家の信念というものを、もう一度考え直して明日からの初日に挑みたい」と表情を引き締めた。

 2022年11月から始まった襲名披露も、今公演でしめくくりとなり、團十郎は「2020年のコロナの影響で(襲名披露が延期となり)、困難の中を乗り切るのは並大抵ではない。順風満帆でなかったことで、逆に学ぶ力が付いたな、と思っています」。コロナ禍を乗り切っての團十郎襲名を振り返った。

 同公演では、新之助が初めて「連獅子」(夜の部)に挑むのも話題。新之助が「“もう明日(初日)か”と緊張しています」と初々しく答えると、親獅子として見守る團十郎は「現時点ではよく頑張っていると思いますよ」と合格点を出した。

 新之助は“師匠”としての父について「厳しい時もありましたけど、すごく丁寧に教えてくれて。厳しい部分もありましたけど優しかった」と感謝。團十郎は「私の時は父(十二世團十郎)よりも周りのお弟子さんたちに稽古を付けられた。バチンバチンやれらながら、稽古する時代でした」と苦笑い。続けて「でも、それが愛だったりする。伝統というものを継続していって、次の團十郎を作っていくという愛情が厳しかった。今は、世の中が厳しくしない。でも芸事の世界それでいいのか?というのもあり、今の倫理観もあり…」と教える側の難しさを吐露しながら「父はどうだったんだろうか?おじいちゃんは、ひいおじいちゃんはどうだったんだ?と時代の流れを感じられる役者になってくれれば」と、息子へ思いを込めた。

 公演は團十郎が5役に扮する通し狂言「雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)」(昼の部)と、夜の部は「義経千本桜」「一條大蔵譚」「口上」「連獅子」で26日まで。

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