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錦織一清 「やっぱり芝居しないほうがいいんだな、だから魅力的なんだ」と教わった人気女優の演技

スポニチアネックス / 2024年10月9日 18時29分

錦織一清

 俳優で演出家、「少年隊」の錦織一清(59)が9日、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜後1・00)にゲスト出演。「やっぱり芝居しないほうがいいんだ」と演出の考え方で教わった人気女優を明かした。

 演劇に対する考え方について話をする中、パーソナリティーの「ナイツ」塙宣之から「この人、個性的だ!っていう人はいましたか?」と質問を受けた錦織。「この間、実は『カルメン故郷に帰る』っていう舞台を作らせていただいて、藤原紀香さんが主演をなさっていて、お父さん役に石倉三郎さんが出演してくれまして。石倉さんのお店に行った時にいろいろ話して、石倉さんももともと俳優の方なのでお芝居好きなんですよね。紀香さんも体当たりで」と、9月まで上演し、自身が演出を担当した舞台「カルメン故郷に帰る」について触れた。

 「紀香さんを見ていると本当に気持ちがいいくらいの主人公で、紀香さんを見ていて改めて思っちゃった。清々しいというか、やっぱり芝居しないほうがいいんだな、だから魅力的なんだなって紀香さんから教わった。石倉さんもナチュラルな人で」と感心した。

 同作のラストシーンにも触れ、「親子のいいシーンなんですけど、里帰りした娘がもう一回、東京に帰っちゃう、みたいな。石倉さんが旅行カバンを手渡しで渡すシーンがその時にお互い、稽古場でもいろいろやってみているんですけど、セリフなんかもちょっと変わった、台本上にないのもやられていて。それは台本上のセリフが分からなくなって出た言葉かもしれないけど、それを生っぽく感じちゃって。それを石倉さんに相談した。“たぶん紀香さんも乗ってくると思うんで、あのシーン、決めないでやるってどうです?”“面白いね!”ってなって。演出家として物凄いわがまま聞いていただいたってことですよ」と話した。

 塙が「クライマックスのシーンで、そこを決めないで」と驚くと、錦織は「地方都市も行って、いろいろ上演したんですけど、微妙に違うんです。決めないから、それが凄い新鮮で」と懐かしみ、「石倉さんですからね、それやっていただいたの。場合によってはぶん殴られますからね」とちゃめっ気たっぷりに明かした。

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