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C大阪・小菊監督 今季限りで退任 日本人クラブ最長政権もリーグ制覇届かず引責

スポニチアネックス / 2024年10月10日 1時1分

C大阪の小菊監督

 C大阪の小菊昭雄監督(49)が今季限りで退任することが9日、分かった。複数の関係者によると、能力と実績を評価する強化サイドからは別のポストを用意されたが、クラブ設立30周年を迎えて今季の目標としたリーグ制覇に届かなかったことに責任を痛感しているという。新たなチャレンジへの思いもあり、大学卒業後から27年間過ごしたクラブを離れる決断を下した。

 小菊監督は98年にアルバイトとしてC大阪で働き始め、スカウトやヘッドコーチなどを歴任。17年にはコーチとしてクラブ史上初のタイトル(ルヴァン杯と天皇杯)獲得に貢献した。21年8月にレヴィー・クルピ監督の解任に伴って指揮官に就任。常にフラットな競争を掲げ、21年と22年は2年連続でルヴァン杯決勝に進み、22年にはJ1で5位に入った。また、リーグ戦の大阪ダービーは通算5勝1敗を誇っている。

 今季いっぱいで3年半を迎え、日本人監督としてはクラブ史上最長政権となっている。今季は4月に首位に浮上し、同月は月間優秀監督賞を受賞。夏場に8試合連続未勝利と失速しながらも、直近は3勝1分けと立て直して7位につけている。現在はクラブとして「5位以内」をターゲットに据えており、現在5位のG大阪とは勝ち点5差。宿命のライバルを上回るべく、残り5試合に全力を注ぐ。

 ◇小菊 昭雄(こぎく・あきお)1975年(昭50)7月7日生まれ、兵庫県神戸市出身の49歳。滝川二高から愛知学院大を経て、98年に当初はアルバイトでC大阪のスタッフに。02~05年にスカウトを担当し、06年にトップチームのアシスタントコーチに就任。コーチ、強化部課長、ヘッドコーチなどを経て21年8月に監督就任。

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