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阪神・森下 侍ジャパン選出「毎回呼ばれるような、必要とされる選手になりたい」

スポニチアネックス / 2024年10月10日 5時17分

森下は中前打を放つ(撮影・後藤 大輝)

 阪神・森下翔太外野手(24)が9日、来月開催される国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」に臨む侍ジャパンのメンバーに、チームメートの才木浩人投手(25)とともに初選出された。若手主体だった昨年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」と今春の強化試合・欧州選抜戦にも参戦した森下は、日本代表の常連組になるべく、阪神の主軸としての自覚を新たにした。

 日の丸のユニホームを身にまとうことが決まり、森下は表情を引き締めて報道陣の取材に応じた。大会2連覇を懸けて戦う「プレミア12」の侍ジャパンの一員に選出。虎の背番号1が目指すところは、もっと先にあった。

 「それ(日本代表)が当たり前になるような選手じゃないと、チームを引っ張っていくにしても信頼を得られないと思う」

 1年目の昨季から猛虎の中軸を担う男の言葉に覚悟がにじんだ。今季は打率・275、16本塁打、チームトップの73打点で全てキャリアハイを更新。一方で、7月に打撃不振で2軍降格を経験した。「最低限」としていた20本塁打にも届かない悔しさも残った。そんな胸中で手にした侍ジャパン入り。以前から「日本を代表する選手になりたい」と口にしてきた背番号1は、短期決戦で担う役割は分かっている。

 「一回のチャンスをものにしないといけないと思う。自分はそう捉えている」

 思い描くのは、昨秋のアジアプロ野球チャンピオンシップでの活躍の再現だ。台湾戦の0―0で迎えた7回に試合を決める本塁打を放つなど持ち前の勝負強さを発揮。出場選手でトップの打率・455をマークしてベストナインにも選出された。今春キャンプでは視察に訪れた井端監督から「一振りでチームの流れを変えられる選手。間違いなく必要な選手」と言われるほど信頼を置かれる。

 その指揮官は26年WBCまで続投が決定。今後の“侍常連組”の地位を確固たるものにするため、シーズンでの継続的な活躍と今大会での結果が必要となる。「毎回呼ばれるような、必要とされるような選手になりたい」。虎の主軸としての自覚をにじませた。

 その前に、まずは12日から始まるクライマックスシリーズで大暴れする。この日は甲子園で行われたシート打撃で高橋と対戦。左腕のグラブをはじいて中前へ抜ける安打を放ち、3日間の実戦形式の調整を終えた。

 「シーズンの中で微調整していた部分はシート(打撃)を含めて、できていた。(本番でも)100%のパフォーマンスを出していきたい」。昨年は日本一からアジアNo・1に。今年は日本一から世界一を目指す戦いが始まる。 (石崎 祥平)

 ○…森下(神)の侍ジャパン入りは23年の阪神入団以降3度目。最初は23年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」で、予選リーグ初戦の台湾戦で7回に先制ソロを放つなど、出場全3試合で安打をマークして11打数5安打、1本塁打、1打点の打率・455。24年3月には「侍ジャパンシリーズ」欧州代表戦2試合に出場。4打数1安打、打点なしの打率・250だった。

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