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松坂大輔氏 ドジャースは「スタンドを黙らせてやる」つもりで戦え ポストシーズン敵地での極意

スポニチアネックス / 2024年10月10日 1時31分

<パドレス・ドジャース3>8回、大谷は見逃し三振に倒れる(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ地区シリーズ第3戦 ドジャース5―6パドレス(2024年10月8日 サンディエゴ)

 【平成の怪物が行く 松坂大輔の探球】元西武の松坂大輔氏(44=スポニチ本紙評論家)が8日(日本時間9日)、サンディエゴで行われたナ・リーグ地区シリーズ第3戦を取材。パドレスの本拠地ペトコ・パークの熱狂ぶりを体感した。スタンドはパ軍のチームカラーである茶と金色に染まり、試合前から試合後まで球場の外も含めて大騒ぎ。この声援がパ軍には力に、ド軍には圧力となり、地区シリーズ突破に王手をかけたパ軍の勝利を後押しした。

 まるで優勝が決まったかのような熱狂ぶりでした。ペトコ・パークはまさにパドレス一色。スタンドは茶色と金色に染まり、試合前から歓声が湧き起こっていました。ドジャースタジアム以上の盛り上がり。この後押しは選手にとって大きな力になります。パ軍はT・ヘルナンデス選手の満塁本塁打で1点差に迫られるも、流れを手放さずに逃げ切り勝ち。グラウンドの選手とスタンドのファンが一体となった勝利のように感じました。

 試合が終わり、キャスターを務めるテレビ朝日「報道ステーション」の収録をしようと球場の外に出たのですが、こちらも大騒ぎ。多くのファンが叫び、笑い、車のクラクションが鳴りやみません。相手が同地区の宿敵ドジャースということもあるのでしょう。球場に入れないファンのためのパブリックビューイングも大勢の人であふれ返っていました。これぞプレーオフだと改めて思いましたね。

 自分もレッドソックス時代、ポストシーズンでは4試合、ビジター球場で登板しました。印象に残っているのは08年のレイズ戦。敵地トロピカーナ・フィールドはレイズファン一色で、まさに完全アウェー。ただ、投げづらいとかはあまりありませんでした。「スタンドを黙らせたい」と、自分はモチベーションに変えるタイプ。試合は7回0/3無失点で勝利投手になりました。

 これでパ軍が2勝1敗と王手。第4戦も本拠地で戦えますし、かなり有利になったと思います。ド軍はそんなアウェーの雰囲気をいかにはね返すか。勝てば今度はド軍が良い流れで本拠地に帰れます。「俺たちのプレーで黙らせよう」――。そんなプレーを一つでも多くすることで、活路が見いだせると思います。(スポニチ本紙評論家)

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