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楽天・今江監督解任 三木2軍監督の5年ぶり再登板有力 2年契約1年目で交流戦初Vも3年連続4位

スポニチアネックス / 2024年10月10日 3時2分

<楽・西>スタンドのファンに手を振りながら場内を一周する今江監督(撮影・篠原岳夫)

 ◇パ・リーグ 楽天2―2西武(2024年10月9日 楽天モバイル)

 楽天の今江敏晃監督(41)が今季限りで解任されることが9日、分かった。2年契約で就任1年目だった。今年は球団創設20周年で交流戦初優勝に導き、レギュラーシーズンでも終盤までロッテと3位を争ったが、3年連続の4位に終わった。後任は三木肇2軍監督(47)が有力候補に挙がる。20年に1軍監督を務めており、復帰すれば5年ぶりとなる。パ・リーグはレギュラーシーズンが終了した。

 全日程を終えた今江監督は「やりたいことはある程度、自分の中ではできました。とにかく、学びの多い一年だった」と激闘の日々を振り返った。

 昨オフ、12球団最年少の40歳で監督に就任した。救援の安楽が自身のパワハラ問題で退団し、守護神の松井もパドレスへ移籍。大きな補強もなく、下馬評は低かったが、先発陣の柱だった則本を守護神へ配置転換して最多セーブのタイトルに輝かせるなど手腕を発揮し、球団創設20周年で交流戦初優勝。シーズン最終盤まで3位・ロッテとCS進出を争った。観客動員は年間28万人以上増えて12球団断トツの前年比22・6%アップだった。

 一方で、現場レベルではコーチ陣とのコミュニケーション不足が選手に漏れ伝わり、求心力が低下していた。交流戦は制したものの、パ・リーグ球団相手は最下位の西武以外には全て負け越し。前日に止めるまで、今季ワーストの8連敗を喫して勝負どころで自滅した。球団内でも選手起用やバントを多用する戦術に対しての評価が分かれており、今月1日にCS進出を逃した際、球団幹部は「今すぐ来年のお願いをすることはない」と2年契約2年目の来季続投が白紙であることを明かしていた。その後、球団内で反省と検証を重ねた結果、今季限りでの解任を決定した。チームは20年間で指揮した10人のうち、1年での退任は今江監督で6人目となる。

 注目の後任人事は、内部昇格ならば、20年に1軍監督を務めた三木2軍監督が有力候補だ。95年ドラフト1位でヤクルト入団。08年に日本ハムで引退後、指導者の道に進んだ。楽天2軍監督に就任した19年は、イースタン・リーグ初優勝に導いた。1軍を率いた20年は4位に終わり1年で退任したが、その後も2軍を指揮してきた。指導力の高さに加え、若手の能力やチーム事情を熟知している点も評価されそうだ。現在は宮崎で若手主体のフェニックス・リーグを指揮している。正式要請に動き受諾となれば、早ければ今月中旬からの秋季練習で本格的に来季へ動き出す。

 ◇今江 敏晃(いまえ・としあき)1983年(昭58)8月26日生まれ、京都府出身の41歳。PL学園では2年夏に甲子園出場。01年ドラフト3巡目でロッテに入団し、05、10年の日本シリーズでともにMVP。06年の第1回WBCで初優勝に貢献した。15年オフにFAで楽天に移籍。19年限りで現役を引退し、通算成績は1704試合で打率.283、108本塁打、726打点。引退後は1、2軍で打撃コーチなどを歴任し、今季から監督に昇格。

 ◇三木 肇(みき・はじめ)1977年(昭52)4月25日生まれ、大阪府出身の47歳。上宮では高校通算23本塁打を放ち、95年ドラフト1位でヤクルト入団。08年に日本ハムに移籍し、同年限りで引退。通算359試合に出場し、打率・195、2本塁打、14打点、30盗塁。引退後は日本ハム、ヤクルトでコーチを歴任し19年に楽天2軍監督、20年に1軍監督を務め、21年からは再び2軍監督を務めた。

 ▼楽天・森井球団社長(人事について)今日からしっかりと振り返り、明日から組閣に向けてすぐに動く。しっかりと、出来上がった状況で皆さまにお伝えしたい。

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