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タイガースが11年ぶりのリーグ優勝シリーズ進出に王手 6人継投で2試合連続完封勝利 下克上へあと1勝

スポニチアネックス / 2024年10月10日 6時53分

2試合連続の完封勝利で王手をかけ、笑顔で選手を出迎えるタイガースのA・J・ヒンチ監督(中央)

 ◇ア・リーグ地区シリーズ第3戦 タイガース3―0ガーディアンズ(2024年10月9日 デトロイト)

 ア・リーグの地区シリーズ第3戦が9日(日本時間10日)、ミシガン州デトロイトのコメリカパークで行われ、ワイルドカードから進出したタイガースが、中地区優勝のガーディアンズに3-0で連勝し、通算成績を2勝1敗とし11年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

 築いたチャンスをきっちりと得点につなげた。初回、先頭のメドーズが右前打するなどして築いた2死二塁から4番・グリーンが中前適時打して先制。3回には先頭・ロジャーズの左翼線二塁打を足場に築いた1四一、三塁から3番・ビアリングの中犠飛で2点目を追加した。6回は1死から左前打で出たキースが暴投で二進。続くトーケルドンが左翼線に適時二塁打して3点差とした。

 投手陣も小刻みな継投でガ軍の反撃を封じた。1点リードの2回には連打で無死一、二塁のピンチを背負ったが、この回から登板の2番手・ハーターが後続の3人を抑えて得点を許さず。5回には1死から連打で一、二塁とされたが、このピンチで登板した3番手・ブリスキーが2番・フライを空振り三振、3番・ラミレスを中飛に抑えて、またも反撃を許さなかった。

 7回には2死から4番手・ガンサーが四球と安打で一、二塁のピンチを招くと、5番手・ベストが2番・フライを三直に打ち取った。強烈なライナーだったが、三塁手・ビアリングがジャンプして好捕し、コメリカパークではこの25年間で史上最多となる4万4885人の大観衆が沸きに沸いた。最後はホルトンが締めて、6投手による完封リレーが完成。ガ軍打線を20回連続無失点に抑える驚異的な投手力でポストシーズンでは球団史上初の2試合連続の完封勝利。勝利の瞬間はベンチもスタンドも興奮のるつぼと化した。

 タイガースはア・リーグのワイルドカード争い3位でぎりぎりポストシーズンに進出したが、ワイルドカードシリーズで西地区優勝のアストロズを2連勝で撃破し、地区シリーズに進出。そして今度は中地区王者のガーディアンズも追い詰めた。ポストシーズンシリーズで第1戦から3試合すべて完封試合となるのは1905年のワールドシリーズ以来、119年ぶりの珍事というおまけまで付いた中、タイガースによる最大の下克上の完成まであと1勝。2012年以来12年ぶりのワールドシリーズ進出、そして1984年以来40年ぶりの世界一を目指すチームの勢いは増す一方だ。

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