ダルビッシュと山本由伸がブルペンで“競演” 第5戦で投げ合いなるか！？パ軍監督はダル起用明言

＜ナ・リーグ地区シリーズ　パドレス・ドジャース＞試合前、談笑するダルビッシュ（左）と山本（撮影・沢田　明徳）

　パドレスのダルビッシュ有投手（38）が9日（日本時間10日）、本拠でのドジャースとの地区シリーズ第4戦の試合前練習でブルペン入り。第5戦に備えて、投球練習を行い、ドジャース・山本由伸投手（26）との“競演”が実現した。

　マイク・シルト監督が第5戦までもつれ込んだ場合は「（第4戦に負けて）必要な状況になれば第5戦にダルビッシュを起用する」と第2戦で7回1失点だったベテラン右腕の起用を明言。また、「もし、今日勝てばリーグ優勝決定シリーズ第1戦の先発投手にユウ（ダルビッシュ）を指名したい」とも明かした。

　ダルビッシュは約20分、ブルペンで投球練習。最後の数球を投じる間に山本もブルペン入りし、両腕のブルペンでの“競演”が実現した。

　また、ダルビッシュがブルペンへ向かう際には中堅付近で遠投していた山本があいさつし、軽く話す場面も見られた。

　ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は第5戦の先発について「まだ決めていない」と山本かフラーティか明言せず「まず今日の試合を乗り切るために全力を尽くす」と語るにとどめた。

　山本が5日（同6日）の第1戦から中5日で第5戦に先発すれば、ダルビッシュとポストシーズンで日本選手の投げ合いが実現する。