「負ければ終わり」崖っ縁の大谷翔平 第1打席は二ゴロ 次打者・ベッツが2戦連発の先制ソロ

初回、打席に立つドジャース・大谷翔平（AP）

　◇ナ・リーグ地区シリーズ第4戦　ドジャース－パドレス（2024年10月9日　サンディエゴ）

　ドジャースの大谷翔平投手（30）が9日（日本時間10日）、パドレスとの地区シリーズ第4戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席は二ゴロに倒れた。

　　第1戦で2回に一時同点となる3ランを放った相手先発・シースとの対戦。第1球、99・6マイル（約160・3キロ）の高め直球をフルスイングも空振り。その瞬間、敵地のファンからは大歓声が沸いた。

　最後は2ボール2ストライクからの5球目、真ん中付近の直球を狙ったがニゴロに倒れ凡退した。

　それでも次打者・ベッツが2戦連続となる先制ソロを放ち、待望の先取点を奪った。

　前日8日（同9日）の第3戦は3回に中前打を放ち、T・ヘルナンデスの満塁弾をお膳立てし1点差に迫ったが、安打はこの1本のみでチームも惜敗。1勝2敗とパドレスに王手をかけられ、リーグ優勝決定シリーズ進出へ「負ければ終わり」の崖っ縁に立たされた。

　それでも試合後は「あとはシンプルに2勝するということだけを考える。今日終わったことは終わったことで、明日切り替えて頑張りたいと思います」と切り替えを強調していた。