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山口一郎 これまでの作曲は部屋に閉じこもり「Wi-Fi遮断、仮眠だけ、連絡を取らず」も…うつ病で変化

スポニチアネックス / 2024年10月10日 13時9分

「サカナクション」山口一郎公式インスタグラム(@ichiroyamaguchi)から

 5人組ロックバンド「サカナクション」のボーカル・山口一郎(44)が10日、自身のインスタグラムを更新。うつ病との闘いをつづった。

 山口は22年5月に「帯状疱疹」と診断されたことを報告。同7月には極度の倦怠(けんたい)感や疲労状態などの不調が続いていたとして同月いっぱいの休養を発表し、バンドの全国ツアーをキャンセルした。その後、SNSを再開してラジオなどにも復帰。昨年10月からソロツアーを行い、そのファイナルとなった今年の1月のステージで、自身がうつ病であると公表した上で、4月からサカナクションとして2年ぶりとなるアリーナツアーを開催していた。

 「札幌に住んでいた頃、窓に暗幕を張り部屋を夜に偽装していた。なぜなら夜にしか作曲が出来なかったからだ。今も夜が主戦場だが、鬱病を患ってから新しい制作スタイルに挑戦している」と投稿。

 「今まではどれだけ時間がかかっても、部屋から一歩を出ず、Wi-Fi環境も遮断し、集中が続く限り仮眠だけで済まし、家族や友人、スタッフとも連絡を取らず、宇宙空間に漂うデブリのように、孤独に、ただひたすら書き続けてきた。それがとても心地良かったし、その過程で辿り着いた作品の純粋さに、ある種の信仰に近い感覚を抱いていて、その思いは今尚変わってはいない」と明かすも「だが、この病気になってから、この制作スタイルは非常に困難になった」と伝えた。

 「まず薬を飲まなくてはならないので、その副作用として傾眠がある。長時間作業をし、集中しているとウトウトしてくるのだ。その傾眠との闘いを避けるため、独断で断薬すると、最初は逆に調子が良いのだが、一度仮眠したり、仕切り直しをすると、身体的症状のみならず、精神的症状も現れ、制作状況が悪化してくるのだ」という。

 「あと、何日も言葉の宇宙に漂い、ワクワクしながらメロディとリズムという制約の中で隠喩や比喩の旅に出て現実に帰ってくると、揺り戻しでその倍以上の日数を鬱症状との付き合いに費やさなければならなくなるのだ。これは本当に困った」とし「なので、作業を分割式に変更してみた」と、作業方法を変更。

 「今までのように孤独に潜り続け書き続ける事は変わらないのだが、朝から5時間、休憩、そしてまた5時間、休憩、その繰り返しで眠くなったらしっかり寝て朝起きる。作業内容も、今日は一部分だけに集中し、調子が良ければその先も書く。ダメなら、ご飯を食べたり掃除をしたり、時には運動をしたりする」と、ストイックさの中にも、健康的な生活の余裕を生み出したそう。

 そして「最近、このやり方に変えてみて気づいたのだが、極めて普通なのだ。普通。良い意味でも悪い意味でもなく、普通なのだ。何か足りない気がするし、満ち足りてる感じもする。今までのロープの上を緊張しながら渡り歩く感覚はないが、身体的な負荷がなく、充実感がある。もちろん、過度なストレスはあるが、それを凌駕する平穏があるのだ。このバランスは果たしてどんな結果を生むのか。兎に角、今はこのやり方を続けてみるしかない。新しい習慣で新しい自分になると決めたのだから」と、前向きに記した。

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