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「200点です」練ラン途中リタイアの池村が新兵器で難コース攻略 メジャー初Vでタイ行きの飛行機代稼ぐ

スポニチアネックス / 2024年10月10日 18時17分

<日本オープン・初日>1番、ティーショットを放つ池村寛世(撮影・西尾大助)

 ◇男子ゴルフツアー 日本オープン第1日(2024年10月10日 埼玉県 東京GC=7251ヤード、パー70)

 国内メジャー第3戦の第1ラウンドが行われ、ツアー通算2勝の池村寛世(29=ディライトワークス)が7バーディー、ボギーなしの7アンダー、63をマークし単独首位に立った。63はツアー自己最少に並び、日本オープン最少記録にあと1打に迫る好スコア。メジャー初優勝に向けて好発進した。

 最終18番パー4、池村はバンカーから放り込み、連続バーディーで会心のラウンドを締めくくった。

 自己最少63のスコアカードを提出すると「200点です。ティーショットが凄く良かった。フェアウエーを外れたのは2回。ティーショットが良ければピンチはないと思っていた」と顔をほころばせた。

 難コースでも自身のスタイルを貫いた。深いラフは150~200ミリまで伸び、フェアウエーはティーイングエリアから300ヤード付近が極端に狭く絞られている。タフなセッティングのため、ティーショットでフェアウエーウッドやUTを使用する選手が多い中、平均飛距離302・22ヤードの飛ばし屋・池村はほとんどのホールで1Wを握った。

 「今週ドライバーのシャフトを変えた。中身(性能)は分からないけど、振りやすいし、球の飛び方も良かったので入れた」。フェアウエーキープ率51・601%でランク92位と正確性は武器ではないが、直感を信じて交換した新しいシャフトのおかげで気持ちよく振り抜きフェアウエーを捉え続けた。

 パターは前日に発注した新モデルだ。完成品をこの日スタート直前に手にすると、20分ほど練習していきなり投入を決断した。2番、3番では3メートルのパーパットが残ったが、新兵器が全選手中唯一のボギーなしのラウンドを支えた。

 決して準備万端で臨んだわけではない。2日前に中島啓太と練習ラウンドを行った。しかし深いラフに手を焼き「雨が降って寒いし、飛ばないし、ラフに入れたら出すだけ。メンタルがもたなかった」。3番を終えると、中島に「面白くないから帰るわ」と告げてコースを後にした。

 翌日にイン9ホールは回ったものの4~9番はラウンドなし。ところが、この日はプレーしていない5番から8番で4連続バーディーを奪い波に乗った。

 5月26日にキャディーの琴音さん(28)と結婚した。「ずっと一緒にいるし、何も変わらない。でも彼女は落ち着いたかな」とのろけるほど新婚ムードが続いている。2人とも海外が好きでアジアツアーの来季シード権獲得を目指しており、来週もタイで開催されるアジアツアーの大会に出場する。移動のため2人でプレミアムエコノミー席を予約した。往復40万円と奮発したので今大会は上位に入ってできるだけ多く賞金を稼ぎたい。

 「今週は飛行機代を稼ぐために頑張る。ビジネスクラスだと2人で150万円くらいになるけど、優勝したらビジネスに変えます」と初のメジャータイトル獲得とアップグレードをもくろんでいる。

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