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ドジャース大勝で逆王手!大谷 闘志でタイムリーなど勝利に貢献 9月後半から得点圏打率.833

スポニチアネックス / 2024年10月11日 1時32分

<パドレス・ドジャース>2回、適時打を放つ大谷(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ地区シリーズ第4戦  ドジャース8―0パドレス(2024年10月9日 サンディエゴ)

 大リーグは9日(日本時間10日)、各地で地区シリーズ(S=5回戦制)が行われ、ドジャースはパドレスに8―0で大勝。2勝2敗のタイに戻し、突破に逆王手をかけた。大谷翔平投手(30)は2回2死一、三塁で右前適時打を放つなど、あふれる闘志で勝利に貢献。地区優勝争いを展開していた9月後半から得点圏打率・833と驚異的な勝負強さを発揮した。

 雄叫びが響き渡った。1―0の2回2死一、三塁、大谷がシースから右前適時打。右拳を突き出して吠えながら一塁に到達すると、鬼気迫る表情で言葉にならない声を上げた。2日連続で史上最多を更新した4万7773人のペトコ・パーク。敵地ファンの熱気も抑える叫び声だった。

 「翔平が果敢にシースを攻めてくれた。序盤でマウンドから引きずり降ろしたことで、試合の主導権を握れた」とデーブ・ロバーツ監督。初戦でポストシーズン初本塁打となる3ランを放ったシース相手に、初球攻撃でスライダーを粉砕した。中3日で志願の登板だったメジャー屈指の剛腕を、1回2/3でKOする一打は“得点圏の鬼”そのものだった。

 地区優勝マジック8で迎えた9月19日のマーリンズ戦。日本選手初の3本塁打を含む6安打、10打点など史上初の「50―50」を達成した。その試合から得点圏では18打数15安打で打率・833。「ヒリヒリした9月」から10月の短期決戦に入っても驚異的な勝負強さでチームを支える。

 負ければ今季終了の大一番。追い込まれた前夜は「シンプルに2連勝すればOKというゲーム」と前だけを見た。あふれる気迫は2回だけにとどまらなかった。4回1死から四球で出塁すると、ベッツの中飛ではタッチアップで二塁を陥れる好走塁。続くT・ヘルナンデスの三塁線への当たりをマチャドがはじくと、一気に本塁を狙った。だが、マーク・リッペルガー三塁塁審の腕に打球が当たり、素早く処理したマチャドの返球でアウト。T・ヘルナンデスは「不運だった。アンパイアもゲームの一部」と振り返ったが大谷は違った。ベンチでリプレー映像を確認すると、珍しく鬼の形相でグラウンドに向けて怒りの声を上げた。勝利への闘志を隠さなかった。

 完全アウェー、さらに3番・フリーマンと遊撃手ロハスが故障欠場する中、魂のプレーで12安打8得点の大勝に貢献。指揮官は大谷らの気迫を「誇りに思う。PSに入るとストリートファイトになる。自分の気持ちが相手よりも強くなければならない」と称えた。本拠に戻る11日(日本時間12日)の第5戦の相手は、第2戦で3打数無安打に抑えられたダルビッシュ。伝説となる決戦の舞台は整った。(柳原 直之)

 ≪突破率67%≫現行の地区Sとなった95年以降、1勝2敗の第4戦に勝って2勝2敗のタイに戻したケースは両リーグで過去35度。うち第5戦○は20度、●は15度で突破確率は57%となっている。突破の20度のうち、11年カージナルス、12年ジャイアンツ、15年ロイヤルズ、19年ナショナルズの4チームは世界一。ド軍の1勝2敗からの○は15年メッツ戦、16年ナショナルズ戦、21年ジャイアンツ戦の3度。うち16、21年の2度は第5戦○で突破しており、確率67%。16年は今回と同じ○●●○だった。

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