松坂大輔氏が語る第4戦ドジャースの勝因 動いて流れ引き寄せたロバーツ監督の「決断力」
スポニチアネックス / 2024年10月11日 1時32分
◇ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 ドジャース8―0パドレス(2024年10月9日 サンディエゴ)
【平成の怪物が行く 松坂大輔の探球】元西武の松坂大輔氏(44=スポニチ本紙評論家)が9日(日本時間10日)、ナ・リーグ地区S第4戦を取材。ドジャースがブルペンデーで快勝し、デーブ・ロバーツ監督の「決断力」が勝利に導いたと評した。また、11日(同12日)の第5戦の見どころも語った。
このような一方的な展開になるとは思いませんでした。ドジャースは敵地でパドレスに勢いがあり、1勝2敗と追い込まれながらブルペンデーで快勝。ロバーツ監督からは「こうやって試合をつくるんだ」という強い意志を感じました。
計8人の継投。事前のゲームプランと試合の展開を読み、交代の際も表情に迷いがありませんでした。守備でもE・ヘルナンデス選手、テーラー選手らを細かくポジションチェンジ。動くことで流れを引き寄せる。決断力が垣間見えました。
2勝2敗で第5戦。日本のファンにとってもこれ以上ないマッチアップでしょう。前回3打数無安打のダルビッシュ投手と大谷選手の再戦も楽しみですが、自分は先発か2番手で投げるであろう山本投手に注目しています。第1戦は3回5失点。それでも、この状況でマウンドに上がることができる「意味」をかみしめて投げてほしいなと思います。
メジャー1年目。これだけの舞台はなかなか巡ってきません。自分もレッドソックス1年目の07年、リーグ優勝決定S第3戦で黒星。次に3勝3敗で迎えた本拠地での第7戦の登板が回ってきて、勝利投手になりました。頭にあったのは「ラッキーだな、幸せだな」との思い。当時の自分もそうでしたが山本投手も先のことは考えず、1イニング目から全力で飛ばしていってほしいと思います。(スポニチ本紙評論家)
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