日本代表・森保監督 サウジ負傷選手の「回復願う」 会見で自ら発言追加し、メディアから拍手浴びる
スポニチアネックス / 2024年10月11日 6時53分
◇W杯北中米大会アジア最終予選C組 日本2-0サウジアラビア(2024年10月10日 サウジアラビア・ジッダ)
サッカー日本代表(FIFAランク16位)は10日(日本時間11日)、26年W杯北中米大会アジア最終予選でサウジアラビア(同56位)に2-0で勝利。前半14分、MF鎌田大地(クリスタルパレス)が左足で押し込み先制すると、後半36分には途中出場の小川航基(NECナイメヘン)が追加点を挙げた。同予選初の開幕3連勝を飾り、3試合連続無失点も初めてとなった。
試合後、森保監督はサウジアラビアについて「対戦してみて、ホームのサウジにとっての雰囲気が非常に選手たちの士気を高めていたと思いますし、実際に我々が今日勝ちましたけどけど、得点、結果が逆になっていてもおかしくないくらいサウジは力があると思っています。サウジもW杯に行く力があると今日の試合も感じております」と、ライバルの実力を認めた。
その後、通訳を挟んだ後に、「もう一つ言ってもいいですか?」と自ら発言を追加。「実際に今日の試合、我々にもけが人はいるが、サウジには出場停止、そしてケガで主力選手が出ていなかったというところも、サウジにとっては厳しかったのかなと思う。そこで、ファハド選手がビルから落ちて大けがをしたということを聞きました。今日その19番を背負って戦っているサウジの選手がいた中で、我々もライバルチームではあるが素晴らしいサッカー選手であるファハド選手のケガの回復が順調に進むこと、そしてまたプレーできることになるように願っています」と話し、サウジアラビアのメディアから拍手が沸き起こる一幕があった。
試合は、3試合連続無失点での開幕3連勝。前回の最終予選では惜敗した地での雪辱を果たし、「非常に厳しく難しい戦いでしたけど、選手たちがタフな戦いを覚悟してくれて、いい準備をして粘り強く今回も戦い抜くことをやってくれた結果だと思います」と選手を称えた。
日本は9月5日のW杯最終予選初戦、ホーム・中国戦を7-0で大勝し、同10日(日本時間11日)のアウェー・バーレーン戦も5-0と開幕2連勝で最高のスタートを切っていた。
▽2026年W杯北中米3カ国大会アジア最終予選 18チームが3組(A~C)に分かれ、各組2位までが出場権を獲得。3、4位はプレーオフに回る。プレーオフでは6チームが2組に分かれ、各組1位が出場権を獲得。各組2位同士で9位決定戦を行い、勝者が大陸間プレーオフに進む。最大9チームが出場権を得る。
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