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ガーディアンズ 崖っ縁の劇勝 ラミレス目覚めの豪快弾!2勝2敗で本拠での大一番へ

スポニチアネックス / 2024年10月11日 10時18分

7回に逆転2ランを放ち、ラミレス(左)とハイタッチを交わすフライ(AP)

 ◇ア・リーグ地区シリーズ第4戦 ガーディアンズ5ー4タイガース(2024年10月10日 デトロイト)

 ア・リーグの地区シリーズ第4戦が10日(日本時間11日)、ミシガン州デトロイトのコメリカパークで行われ、中地区優勝のガーディアンズがワイルドカードから進出したタイガースを破り、通算成績を2勝2敗の五分に戻した。ともに勝てばリーグ優勝決定シリーズ進出となる第5戦は12日(日本時間13日)にガーディアンズの本拠地・クリーブランドのプログレッシブ・フィールドで行われる。

 試合開始早々に沈黙を打ち破った。初回、無死からのクワン、マンザルドの連打を起点に2死一、三塁の好機をつくると、5番・トーマスがタイガース先発・オルソンのシンカーを捉えて右前に先制打。第2、3戦は零敗しており、第1戦の7回以来、実に21イニングぶりの得点で弾みをつけた。

 1―1の5回には不振を極めていた主砲のバットから久々の快音が響いた。この打席まで、今ポストシーズン11打数1安打だったホセ・ラミレスがタイガース2番手・ホルトンのチェンジアップをフルスイング。打球は低い弾道で左翼席へと飛び込んだ。今季、キャリア最多タイの39本塁打、同最多の41盗塁を記録した打線の柱が後がない戦いで本来の力を見せた。

 一時は2―3と逆転されたが、7回に底力を見せつけた。2死からクワンが中前打で出塁し、続くフライがタイガース4番手・ブリースケから左越えに値千金の逆転2ラン。静まり返る客席と対照的に、ベンチはお祭り騒ぎと化した。

 4―3の8回1死一、二塁の場面で今季47セーブを挙げた絶対的守護神のクレースを投入。この回のピンチを切り抜け、2点差で迎えた9回は1点を失いながらもリードを守り切った。

 負ければ終わりの崖っ縁で、投打の主役が力を発揮しての快勝。ワールドシリーズに出場した2016年以来、8年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出は大熱狂が待ち受ける本拠で決める。

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