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中島啓太「楽しみながら勝ちたい」欧州での成長を実証する67 日本オープン第2日

スポニチアネックス / 2024年10月11日 15時57分

<日本オープン・2日目>18番、声援に応える中島啓太(撮影・西尾大助)

 ◇男子ゴルフツアー 日本オープン第2日(2024年10月11日 埼玉県 東京GC=7251ヤード、パー70)

 7位から出たツアー通算4勝の中島啓太(24=フリー)は4バーディー、1ボギーの67で回り通算4アンダーに伸ばした。

 ホールアウト時点で首位に立った24歳は「昨日の後半のおかげで、今日もいい流れでゴルフができた。要所要所で締めることができた」と満足そうにうなずいた。

 前日は7番のグリーン奥のラフからのアプローチで2度空振りをして痛恨のトリプルボギーを叩いたが、その後5バーディーを奪って巻き返した。そのいい流れを生かして2日目も快調に飛ばした。

 前半4ホール目の13番パー5で2打目をグリーン左に運び、アプローチを1・5メートルに寄せて初バーディー。続く14番は残り138ヤードから46度のウエッジで4メートルにつけて連続バーディーとした。

 昨季日本ツアー賞金王に輝いた。今季は欧州ツアーを主戦場とし、3月にはインドでの大会で欧州ツアー初優勝を飾った。欧州だけでなく東南アジア、中東、米国などを転戦。様々なタイプのコースを経験し、技術も意識もレベルアップした。

 中島は「向こう(欧州ツアー)では(ピンとエッジの距離が近い)ショートサイドの方が意外とアプローチが楽な気がして、セカンドショットはピンを狙っていた。そこが日本とは少し違う」と意外な戦略を明かした。

 通常は、エッジからピンまでの距離がありランが使える逆サイドからの方がアプローチが寄せやすい。だからエッジから距離がない難しいピンポジションの場合はセンター寄りを狙う方が無難。中島の攻め方はそのセオリーとは真逆と言える。

 攻め方が変わった背景にはアプローチの進化がある。難しいピンポジションが多い欧州ツアーで戦うためふわっと上げて止める「飛ばないアプローチ」の練習に時間を割いた。「向こうの芝生で振って飛ばないようにするということに、かなり自信がついた」。その結果ショートサイドが怖くなくなったのだ。

 この日も難しいピンポジションが多かったが「(エッジから)7ヤードというホールがあったけど、広く見えた。7ヤードならショートサイドを攻めてもいいという視野の広さはあるかな」とさらりと言ってのけた。

 18番パー4では左エッジから5ヤードのピンを果敢に狙い、残り219ヤードから4Iでピン側50センチにぴたりとつけてバーディー。成長を実証する一打を披露した。8番では巧みなアプローチでパーを拾った。

 好位置で決勝ラウンドに臨む。まだメジャータイトルを持たない中島は「地元(埼玉県)開催の日本オープンだし、週末はたくさんの方に会場に来てほしい。苦しい時間も多いけど、楽しみながら勝ちたい」と言葉に力を込めた。

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