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日本代表・鎌田が鬼門突破弾! “完全アウェー”5万人超観客黙らせ堂々のPOM受賞

スポニチアネックス / 2024年10月12日 5時3分

<サウジアラビア・日本>前半、ゴールを決める鎌田(右)(撮影・西海健太郎)

 ◇W杯アジア最終予選 日本2―0サウジアラビア(2024年10月10日 ジッダ)

 26年W杯北中米大会アジア最終予選のC組第3戦が行われ、日本はアウェーでサウジアラビアを2―0で下して、同予選初の開幕3連勝を飾った。前半14分にMF鎌田大地(28=クリスタルパレス)が完全アウェーの雰囲気を一掃する先制弾。GK鈴木彩艶(22=パルマ)を中心に堅固な守備網を敷き、敵地3戦3敗だった負の歴史に終止符を打った。次戦は15日に埼玉スタジアムでオーストラリア代表と対戦する。

 その瞬間、地鳴りのような敵地の大歓声が静まり返った。難攻不落の要塞(ようさい)を、森保ジャパンはあっさりと攻略した。前半14分。鮮やかな崩しから鎌田が先制弾だ。右サイドの堂安のクロスを、三笘が左から折り返し。ゴール前の守田が頭で落とし、最後は左足で押し込んだ。

 「チームとして狙っていること。僕自身も常にああいう場所にいることが大事」。左右のウイングバック間で通すクロスは、攻撃的3バックの必殺パターン。複数の選手がゴール前で攻撃に厚みを加え、相手を翻弄(ほんろう)した。

 気温30度を超える高温多湿のピッチ。約5万6000人が埋め尽くした会場は熱気がこもり、声と手拍子が響いた。そんな完全アウェーでも、先制後は手堅く試合を運び、サウジアラビアとの過去3戦全て0―1で敗れていた敵地で負の歴史を止めた。初得点を刻んだ背番号15は「日本サッカーにとって凄く大きなこと。記念のタイミングでゴールを取れたことも凄くいいことだと思う」と大きくうなずいた。

 自身にも苦い記憶が刻まれていた場所だった。前回最終予選の21年10月の一戦は先発出場したが、不発。W杯出場へ窮地に立たされた日本は直後の試合から4―3―3を採用。4―2―3―1のトップ下に君臨していた鎌田は居場所を失い、サウジ戦を最後に同予選で出番は訪れなかった。昨季はラツィオで出場機会に恵まれず、今年1~2月のアジア杯を欠場。関係者によれば、チームで巻き返しを図るため、森保監督との話し合いの中で参加を見送ったという。「代表で試合に出ることは、やっぱり特別なことだと理解している」。先月バーレーン戦に続いての先発で昨年11月ミャンマー戦以来の一発に加え、中盤で攻撃の調整役となりPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)を受賞。結果で過去を払拭した。

 南野、久保ら実力者ひしめく2列目は森保ジャパンの最激戦区。鎌田は「出た試合でいいプレーをしないと。危機感は持ちながらできている」と表情を引き締めた。今夏にプレミア移籍を果たした28歳。円熟期で迎える北中米ロードが復権の歩みになる。

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